「もう高学年だから」と思っても、まだまだ子ども
高学年になると、心も体もぐっと成長していきます。大人はつい「もうそんな年じゃないでしょ」と言ってしまうこともあるかもしれません。でも、高学年でも遊び方は小さい頃とそれほど変わらないそうです。
「友だちと遊ぶのが楽しくて、遊び方は園児の頃とさほど変わらないんですよ。もう高学年と思っても、まだまだ子どもなんですよね。身体も大きい男の子たちが噴水の水をみんなで浴びてはしゃいでいたりとか。ほんと、かわいいんですよ、みんな。」
社会の目を意識しはじめる年頃だけれど、まだまだ遊びたい気持ちにあふれている高学年。
「だから大人が、もう大きいのにそんな遊びをしてて…などとあれこれ口を出すのではなく、子どもに遊びをまかせて少し離れたところから『ああ、楽しそうにやってるな』と観察することが、親の関わり方かなと思います(駒崎さん)。」
勉強、友人関係、親のこと。高学年になるとストレスを抱える場面も増えてきます。そんな時こそ、外遊びが力を発揮します。
「受験とか人間関係などでストレス抱えてる子も多い。そういうときに思いっきり外で遊ぶとリフレッシュになるし『俺は大丈夫、私は大丈夫』を取り戻せるんですよね。子どもが元気がないときほど、遊ぶ時間を大事にしてあげてほしいですね」
公園は、頭を使う場所
公園での遊びは、ただ体を動かすだけではありません。何もないところから遊びを生み出す。そこには、たくさんの学びが詰まっています。
「子どもたちがバスケットゴールを手作りしているんですけどね。バケツを紐で木につるして。最初はゴールしてもボールが落ちてこなかったから、落ちるように改良したりして。そうやって考えて、何もないところから作り出して遊ぶんです。噴水で小さい子みたいに遊んだあとは、あったまった石の上に寝転んで濡れた服を乾かしたりね。それって知恵じゃないですか(駒崎さん)。」
子どもたちがバケツとロープで作った手作りのバスケットゴール
机に向かうだけが勉強ではありません。
「公園や外遊びでは、物理とか理科とか、自然に学んでいるんです。外遊びをしている子は、理科が得意な子が多いですよ。高学年は知識もついているから、計算をしたり、角度や重さの感覚などを、外遊びの中で自然に考えたりしてるんですね。そうやって生きていく力が身についていくのだと思います」
【いこーよ好き育メソッドからのワンポイントまとめ】
高学年になっても、子どもは友だちと外で思いっきり遊びたいと思っています。忙しい中でもその時間を完全に奪わないであげること。少しでも遊ぶ時間を作ってあげることが、「楽しい!」「またがんばろう!」と子どもの活力になるのかもしれません。
親は、あれこれ口を出しすぎずに、子どもを信じて、少し離れたところから楽しそうに遊ぶ姿を観察してみてください。公園での遊びは息抜きだけにとどまらず、何もないところから知恵を生み出す力や、友だちとの絆を育む時間でもあります。
年齢ステージ別「公園でワクワクする体験を!」シリーズ
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- 小学校高学年(10歳・11歳・12歳)編(この記事)
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お話を伺ったのは…特定非営利活動法人 そとぼーよ 駒崎圭子さん、本道良子さん
2018年9月に設立された特定非営利活動法人 そとぼーよ。「子どものやってみたい!という気持ちや外遊びを応援する」をモットーに、品川区内のこども冒険ひろばや屋外型親子ひろばの運営、公園への「あそびの出前」など、子どもたちが自然の中でのびのびと遊べる環境づくりを続けている。
https://sotobo-yo.org/
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