小さな子どもでも楽しく遊びながら学びに繋がる知育アプリが数多くあります。今回ご紹介する「ごっこランド」は実在する企業の職業疑似体験ができる、子育てファミリー向けの社会体験アプリ。100以上のコンテンツが無料で楽しめるとのことで、実際に5歳児と3歳児が遊んでみた様子をご紹介します。
ごっこランドのインストールはこちらから
●iPhone版
●Android版
日常生活に身近なあのお店も!60以上の企業・ブランドのコンテンツが無料で楽しめる
「ごっこランド」は株式会社キッズスターが提供する、子どもが夢中になって楽しみながら学べる社会体験アプリです。2023年4月現在、60以上の実在する企業が出店されており、100以上の体験コンテンツを無料で楽しむことができます。ジャンルの違う様々な企業のオリジナルコンテンツを楽しめるのに加え、子どもたちが毎日プレイしても飽きないように日々コンテンツの追加やアップデートを行っているそうです。
普段から知育アプリを駆使して遊んでいる我が子たち。
家事をしている間など2人でワイワイ言いながら楽しく遊んでくれるのはありがたいのですが、無料のアプリだとプレイ中に他の広告が出たり「ここから先は課金」となることもしばしば…。それを見た子どもたちは「これやってみたい!」と、新たなアプリのダウンロードや課金コンテンツを要求してくることがよくあります。
その点「ごっこランド」はプレイ中の広告や課金誘導もなく無料で楽しめるので、親としても安心です。子どもたちも普段の生活で目にしたことがあるお店やブランドロゴが出てきて興味津々で、コンテンツのジャンルも様々なので、好みが異なる2人も飽きずに楽しめそうです!
数あそびなどの知育系コンテンツも充実
5歳の息子は「月刊ポピー」さんの「いくつといくつ」で遊んでいました。最近数あそびにはまっている息子の興味をひいたようです。
「かんたん」と「むずかしい」とあり、始めは「かんたん」モードに挑戦。画面を進めると、ステージ6までアイコンがあるのですが、ステージ1以外は鍵がかかっていてプレイできない状態になっています。
早速ステージ1をやってみます。「4をつくろう」などというお題と共に、数の違うりんごが描かれた絵がいくつか出てきます。指定された絵と選んだ絵のりんごの数を合わせて4になれば正解というゲーム。制限時間内に次々と問題が出されるので、子どもの集中力や「何問できた!」という達成感も養わる内容となっています。
負けん気が強い息子は「次! はい次!」と早押し問題のように、できるだけ多くの問題を解こうと集中して取り組んでいました。
1回ゲームを終えるとスタンプが付与され、スタンプが3つ貯まると次のステージに進めるという仕組み。
なるほど。「ここから先は課金」ではなくて「子どもが最後までやり終えたら」「子どもががんばったら」というルールの元に次のステージに進めるようになっているんですね。これなら子どものやる気を上手に引き出すことができ、ひとつひとつやり遂げることでレベルアップできます。
子どもが憧れる職業の「ごっこ遊び」をリアルに再現!
3歳の娘のお気に入りは、銀座コージーコーナーさんの「ケーキやさんごっこ」。娘の憧れの職業の1つです。
まず、どんなケーキを作っていくか選んでいきます。カラフルなかわいいケーキが並んでいて、これだけでもうワクワクです。
「どれにする~?」と迷う親の私を尻目に、娘は「ハートのケーキ!」と即決。好みがはっきりしています。(笑)
作るケーキを選んだ後は、必要な材料をボウルに入れて混ぜていきます。「小麦粉を入れてね」など子どもでも分かりやすいナレーションが入るので、その順番通りに材料をタップ&ドラックで画面内のボウルに入れていきます。
ボウルの中をグルグル指で回すと、材料が混ざる! それがリアルで「よくできているな~」と私も関心しながら見ていました。
娘は「ママ、ケーキにはこれを入れるんだよ!」と自慢気。娘なりにちゃんとレシピを頭に入れながら楽しんでいるようでした。実際にグルグルと自分の指を使うので、印象にも残りやすく、遊びながらレシピも覚えられそうですね。
混ぜ終わると、次は「焼く→デコレーション」の手順に進みます。娘が大好きなデコレーション! スポンジに塗るクリームの種類や飾るフルーツなどを選んでいきます。何を選ぶかというワクワク感やできあがりをイメージしながら少しずつ作り上げていく想像力が刺激されます。
娘は出来上がったケーキを見て満足そう。「箱に入れるまでがケーキやさんのお仕事」ということも1つ学んだ娘です。
お金のしくみも楽しく学べる
2人揃って興奮気味に遊んでいたのが、みずほ銀行さんの「みんなのゆめをかなえよう!」というコンテンツ。銀行ということもあって「投資」がテーマになっています。
投資ポイントを使って夢を持った人を「おうえん」します。おうえんしてたくさんの人の夢を叶えると街が発展し、街が発展するとお礼として自分も投資ポイントをもらえるという流れです。
「とうしってなに?」という、子どもでも分かりやすい解説もついています。
まず応援したい人を選びます。「ケーキやさん」「サッカーせんしゅ」「げいのうじん」「うちゅうひこうし」「けいさつかん」「ユーチューバー」など様々です。
応援したい人を決めたらゲームスタート。制限時間内に「おうえん」ボタンを連打です!
これが大盛り上がり。無我夢中で連打する息子とたまに手伝う娘。いつの間にか娘は「にいに、いい感じ! その調子!」と監督役に回っていましたが、やり終えた後は兄以上に喜んでいて、とても微笑ましい光景でした。
盛り上がる子どもたちを隣で見ていて、自分の子どもの時に「投資」という言葉や仕組みを考えたことがあっただろうか、とふと思いました。
私は大人になってからも「難しそう」という思いや「投資はリスクを伴いながらお金を増やすこと」というイメージから避けがちだったのですが、改めて「投資」とは「将来を見込んで資金を投下すること」という意味を考えると、素敵な仕組みだなあとしみじみ感じたのです。
もちろん子どもたちもきちんと意味は理解できていないでしょうが、こんな風に社会のしくみやお金のしくみをなんとなくでも考える機会があるということは、とても大切だと思います。
遊びの中で「好き」を見つけ、社会への興味を広げる
今回紹介した以外にも「ごっこランド」には、楽しく社会体験できるコンテンツが溢れています。我が家の子どもたちも、日によってプレイするコンテンツを変えながら、飽きずに夢中になって遊んでいます。
「ごっこランド」を通して、子どもたちの生活に身近にある企業やブランドには「どんなサービスがあるのか」また、その取り組みには「どんな想いが込められているのか」を気軽に知ることができます。そしてそれは子どもたちが普段意識していない職業や、社会のしくみについても考えるきっかけになります。
例えば毎日自分がごはんを食べていることや電車に乗ってどこかに出かけることができるのも、誰かがそのために働いてくれているからなのだと気づくことにつながります。そこから感謝の気持ちや自分もその仕事をしてみたいという気持ちが育まれていくことになるのではないでしょうか。
人生は発見と選択の連続です。アプリで遊んでいく中で「このお仕事なんだろう?」と興味の幅が広がり、「これ面白い!」や「好き!」と思うことをたくさん見つけていってほしいと思います。
そしてその興味を追求していけば、子どもたちが成長する過程で自分で物事を決める場面になったとき、おのずと自分の「好き」を大事にしながら多様な視点で選択をしていける人になっていくのではないかなと思います。
この記事を読んでいる人は「好奇心」「想像力」に関するこんな記事も読んでいます
・想像力や問題解決能力が養える! 子供向けプログラミングアプリ
・子どもに届けたい! 小学生向け「働く・生きる」が学べる本
・キッズフリマに挑戦!「お金」と「自分で考える力」が学べるイベントレポ
・おもちゃを大事にしない子どもに! 物の大切さを教える職業体験とは?
・岸壁幼魚採集家・鈴木香里武さんが語る「好きなことに夢中になっている子どもに本当にかけるべき言葉」とは?
・【未来へいこーよ】が育むココロのスキル(非認知能力)について