立体思考能力が育つバルーンアートを子どもたちが体験! 気になる反応は?

バルーンアートは頭の中で想像したものを自分でバランスを決めながら作る「立体思考能力」を、幼児からでも育める遊びです。「未来へいこーよ」のスタッフが、未就学児や小学生の子どもたちと一緒に「バルーンアート体験会」を開いた様子から、子どもたちの反応や学びとれたことを紹介していきます。

バルーンアートはどこがおもしろい?

体験会は、都内にある認定こども園 ココファン・ナーサリーで行い、保育園児10名と学童の小学生15名が参加してくれました。まずは「未来へいこーよ」がどんなことをするサイトなのかを紹介。

バルーンアートに限らず「ワクワクする」ことや「『好き!』を見つける」こと「最後までがんばる」ことなど、体験の時間で大切にしたいことをフリップで紹介しました。

スタッフが風船を見せて「これ、なーんだ?」と言うと、みんなが「ふうせん!」と即答! でも、バルーンアート用の風船をふくらませたり、遊んだりしたことがあるのはわずか数人でした。

実際に膨らませたバルーンをひねりながら「バルーンアートはどこがおもしろい?」という話もしました。頭の中でイメージしたものが形になったり、ならなかったとしてもどこを変えればいいか考えたり、それなら思い切って違う形にしてしまってもいいんです。割れてしまうこともありますが「失敗しても次に生かせばそれでいい」ということをあらかじめ伝えておきます。

今回使用するバルーンは、バルーンアートの魅力を紹介する記事でご協力いただいたキッシーズさんが販売しているものです。

イベントではキッシーズさんの「ひねっちゃお」を使用しました

キッシーズのバルーンアート用バルーンはパッケージも「地球にやさしい」サスティナブルな紙袋に入っています。バルーンはゴムの木から採れる天然ゴムで作っていて、じつはサスティナブル(持続可能)な遊び道具でもあるのです。

【実践レポ】 バルーンアートで立体思考能力や想像力を高めよう!

キッシーズ公式サイト

説明しながら作っているうちに「犬」が完成しました。今日はこの犬を作って、トントン相撲で対戦するまでを行います。早くできた子どもには、ぜひ「トントン相撲で勝つにはどういう『犬』のバランスになっていればいいか」を考えてもらいたいです。トントン相撲は人数ごとに2つのトーナメントを用意して、優勝賞品はバルーンアートで作った「メダル」を用意しました。

このメダルに子どもたちのやる気が急激にアップ! 早速、バルーンアートで犬の作り方を教えていきます。「犬」のバルーンアートは「3つのバブル(空気の塊)を作ってひねって固定する」の繰り返しなのですが、バブルがゆるまないように持っているのが未就学児では難しい子が多い様子。そこで全体的に教えるのではなく、スタッフが手分けして少人数で教えながら進めていきました。

バルーンアートを作った子どもたちの反応は?

最年少の5歳の女の子でも「ここは耳になるよ。どのくらいの長さがいいかな?」と聞いてみると、自分で長さを決めていました。バルーンをひねるのも、最初は割れるのを恐れて怖がっていましたが何度かやっていくうちにできるように! できたバブルがゆるまないようにこちらが押さえてあげながら、犬の「顔と耳」や「首と前足」など、3つのバブルをロック(固定)して形ができると「だんだん楽しくなってきた!」と達成感に笑顔を見せてくれました。まだ「顔と耳」だけの状態なのに、お話をしたりツンツンしたり、ふわりと空中に投げて遊んでいます。

小学生低学年の男の子は、どうにか完成までこぎつけたものの、最後の尻尾がとても長くなってしまいました。このままだと立たせることも難しいので「どうしたら尻尾が短くなるかな?」と聞いたら少し考えて「脚や胴体が短いから、ここが長くなればいいかな」との返答。今の現状を見て頭の中でバランスが取れた姿をイメージできたようです。

新しい風船で作ってもいいと言ったのですが「今あるものを直したい」と。作っていくうちにバルーンに愛着が沸いてきたのでしょう。ひねった部分をほどくところを手伝って再チャレンジしたら、いいバランスの犬になりました。

途中からは2つの部屋に分かれて、トントン相撲をやっていったのですが、別のスタッフが対応していた部屋では、小学校高学年の子がコツをつかんで、まだできていない子に教えてあげるようになっていったそうです。「教える」ということは、理解したことをわかりやすく伝える技術が必要なので、やってみると教えた側も得ることが多いのです。教わった子も手伝ってもらいながら最後までやり遂げることができてよかったです。

バルーンは正しく使えば割れることは少ないのですが、扱い方によっては割れることもあります。バルーンアート用の風船は、口でふくらませるのは難しいので、専用のポンプを使います。後半では自分でポンプを使ってふくらませる子も増えてきました

「(メダルが欲しいから)トントン相撲で勝てるにはどうしたらいい?」と聞いてくる子も。その場合は直接的な答えは避けてなるべく自分で考えてもらうようにしました。例えば首が長すぎたり、頭が大きすぎたりするとバランスが悪くて倒れてしまいます。それを頭の中でイメージして修正していくところが、この時間でぜひ挑戦してもらいたかったことのひとつです。

トントン相撲は大盛り上がり! その子は準決勝で惜しくも敗れてしまい、終了後には涙を流して悔しがっていました。メダルを取れなかったのは残念ですが、欲しいもののために一生懸命考えて努力した経験は、その後の人生においてメダル以上の価値があると思います。

子どもたちに記憶に残る体験を

1人1人が自分の作品を作り、トントン相撲で対戦したら体験時間の90分が終了。風船が想定以上に割れてしまったりして時間を取られたところはありましたが、バルーンが自分で想像したものになっていくバルーンアートの基本となる楽しさは伝えられたと思います。

これからも「未来へいこーよ」では、イベントと記事を通して、子どもたちがワクワクする未来へのお手伝いをしていきます。

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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