発達障害の4歳息子が「おままごと」を! そこで見つけた心の成長とは?

育児はじめて物語
子どもは小さな「初めて」をたくさん経験して成長していきます。「育児はじめて物語」は、発達がゆっくりな息子がいるパパが、息子との「初めての体験」から得た感動や小さな成長を見つけていくお話です。

「おままごと」というと昔は女の子の遊びというイメージがありましたが、人形に役割や設定を与えて物語を作るという遊びは男の子がやっても楽しいもの。息子が人形やおままごと用のおもちゃに興味を持って、実際に遊ぶまでを観察していたら、少しずつ心が成長したと感じられるところが増えてきたというお話です。

精巧にできた家具に夢中

息子が2歳くらいのとき、児童館にある「シルバニアファミリー」で遊ぶようになりました。といっても「おままごと」というよりは階段に指をはわせたり、エレベーターの仕掛けを動かすくらい。当時の息子は階段やエレベーターに興味があって、どうやらシルバニアファミリーが小さいながらも精巧に実物を再現しているのが気に入ったようです。

我が家にシルバニアファミリーがやってきた!

その後もときどき児童館で遊ぶ様子を観察していると、3歳ごろから人形を使って階段やエレベーターを昇り降りするように。人形に自分や他人を投影させて遊ぶようになったのは成長かな…と思いつつ「このくらいの楽しみ方なら児童館で遊ぶので十分」だと感じていました。

しかし、転機は息子が4歳5カ月のときに訪れました。自治会のバザーで「はじめてのシルバニアファミリー」が人形6体つきで1,000円で販売されていたのです。このセットには2階建ての家にベッド、キッチン、調理器具、階段、テーブル、イスが入っていて、定価で買えば3,000円以上はするもの(人形は1体のみ)。人形つきでこれは安い……! 息子も気に入ったようなので夫婦で相談して購入しました。

次のページ>「朝のルーチンが『おままごと』に」

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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