幼児の「寝かしつけ」が楽しくなる! その秘密はプロレス!?

やさしいパパのなり方
家事育児をまかせっきりだったパパが、失敗と試行錯誤を重ねながら「優しいパパ」になった方法を「易しく」紹介するエッセイです。

相手の技をトコトン受ける

プロレスでは強い自分を見せるために「相手の技をあえて受けて、耐えること」がよくあります。相手の力を100%引き出したうえで勝つのが美学なのです。うちの息子の場合「体力が尽きるまでは寝ない主義」なので、僕に話しかけてきたり、足や手をバタバタしたりして寝かしつけを妨害してきます。

息子が振り上げた足をつかんで足の裏をもんだり、しばらく上下に動かすのをつきあったりして相手の技を受けます。技を受けることで体力を消耗させ、子どもの気持ちを満足させると入眠がスムーズになります。

フィニッシュホールドで決める

姉妹サイト「いこーよ」でインタビューに答えてくれた真壁刀義さんの「キングコング・ニーアタック」など、プロレスラーには試合を決める技「フィニッシュホールド」があります。我が家の寝かしつけでは「腕まくらをしながら、子どもの両足を膝の裏から抱え込む」など、「最終的に寝た姿勢と技」がフィニッシュホールドと呼んでいます。子どもが寝たあとに「決め技は『腕まくら赤ちゃん固め』」など、適当な名前をつけると楽しいのでおすすめです。一時期は毎回、妻にフィニッシュホールドを報告していました(笑)。

寝た「あと」もプロレスは続く

子どもが寝てくれたら試合は僕の勝利、先に寝てしまったら僕の負けです(その場合は妻が乱入します)。ただし、うちの子は寝相がひどいので寝たあとも油断できません……。顔に裏拳が当たったり、足が飛んできたり、上にのしかかられたりします。最終的にいつも勝つのは息子なのかもしれませんね……。

大変に思うことでも何か好きなこととうまく結びつけると、意外に楽しめることは多いと思います。プロレスファンのパパは今夜、ぜひ寝かしつけプロレスを楽しんでみてください。

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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