「森のようちえん」の教室の特徴と伸びる力4.さまざまなトライをすることで、挑戦し試行錯誤する力
遊び場の片隅で、おずおずと火おこしに挑戦する年少児の女の子に出会いました。年長児の女の子がするのも見て自分もやりたくなったようです。そばでは「アブラ(よく燃える小枝に子どもがつけた名前)につけて、お家みたいに木を組んで火をつけるといいよ」と年長の女の子が声をかけます。
「挑戦したいときには大人が見守るところでいつでも火おこしにトライできます。大人が効率よく火をつける方法を教えるよりも、使う木や天候など、自分たちで試行錯誤しながら経験を積んでいきます」(横田さん)
「森のようちえん」の教室の特徴と伸びる力5.たくさんの昆虫や草花と出会うことで身につく自然とともに生きる力
1時間ほど子どもと一緒にいると、帽子にシャクトリムシが降ってきたり、泡虫やカエル、チョウに出会ったり、サンショウやヘビイチゴを見つけたりと、森の生き物とのたくさんの出会いがあります。
「森の中で過ごす時間が、自分が自然の中の一部であることを子どもに教えてくれます」(横田さん)
森の中で過ごす時間が、幼少期の子どもの生きる力を育む様子を「認定こども園 Fujiこどもの家 バンビーノの森」の取材で感じました。
この連載では、7月中毎週、自然を教室とする「森のようちえん」を紹介します。フェイスブック、Twitterでフォローしていただきますと、更新情報をお届けできます。
【認定こども園 Fujiこどもの家 バンビーノの森】
公式サイト
【森のようちえん特集記事一覧】
Part1 デンマーク発の幼児教育「森のようちえん」徹底ガイド 身につく力・保育料等
Part2「森のようちえん」森の中で過ごす1年のカリキュラムと伸びる力(この記事)
Part3「森のようちえん」の子どもを伸ばす外遊び・公園遊びの方法
Part4 園庭は海「海の保育園」が伸ばす子どもの力とは?
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