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【0~2歳】やりぬく力が育つ絵本:失敗しても、最後にはおいしい!
●『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)
<司書さんのおすすめポイント>
道具と材料をそろえてお料理をするには、下準備が大切です。途中でたまごが割れてしまったり、混ぜるときにこぼしてしまったりすることもあります。でも、そんな小さな失敗があってもあきらめずに続けると、最後にはおいしいホットケーキが待っています。お友だちとおいしく食べたら、お皿を洗ってお片づけ。失敗しながら成長するしろくまちゃんの姿に、子どもたちも「やってみたい」という気持ちがあふれてくることでしょう。
【3~5歳】やりぬく力が育つ絵本:ドキドキを乗り越え、やり遂げた表情は…
●『はじめてのおつかい』(福音館書店)
<司書さんのおすすめポイント>
ママに頼まれて、初めてひとりでおつかいに行くことになったみいちゃん。その顔は、緊張でいっぱいです。読み手も、みいちゃんと一緒に不安な気持ちになったり、ドキドキしたりしながらページをめくります。無事におつかいを終えて、ママが待つ家に帰ったみいちゃんですが、その表情は後ろ姿で描かれているため、見ることができません。誇らしげな顔?もしかしたら安心してちょっと涙がにじんでいるかもしれませんね。
【6~9歳】やりぬく力が育つ絵本:「本当の失敗」は、あきらめた時にやってくる
●『しっぱい なんか こわくない!』(絵本塾出版)
<司書さんのおすすめポイント>
世界一のエンジニアになりたい女の子ロージーは、発明が大好きでした。けれど、自分の発明品を笑われたことをきっかけに、夢をあきらめかけてしまいます。そんなとき、大叔母さんの「今の失敗は大成功!」という言葉に力をもらい、「本当の失敗は、夢をあきらめたとき、続けることをやめたときにやってくる」と気づきます。そして、落ち込んでいたロージーに再び笑顔が戻ったのです。やりぬくこと、あきらめない気持ちの大切さを教えてくれる一冊です。
【10~12歳】やりぬく力が育つ絵本:奇想天外な計画でも…!
●『地球をほる』(BL出版)
<司書さんのおすすめポイント>
夏休みの旅行先に、つよしとけんたが選んだのは、なんと地球の裏側! 地面をまっすぐ掘るとマントルにぶつかるので、ななめに掘り進め、けんたの姉さんの友達が住むアメリカのケンタッキー州を目指します。掘って、掘って、どんどん掘って――地上にたどり着いたその場所は…!? 奇想天外なアイデアを楽しみながらも、どこか冷静に計画的にやり遂げる姿に、現代っ子らしさを感じて感心してしまいます。「しかけ」も楽しい絵本です。
「やりきった!」という経験は子どもを強くする
いかがでしたか?今回ご紹介した絵本には、失敗してもあきらめない気持ちや、小さな一歩を踏み出す勇気、最後までやり遂げる喜びが描かれています。そんな物語にふれる中で、お子さんの心にも「もう一度やってみようかな」「最後までがんばってみようかな」という気持ちが芽生えるかもしれません。ぜひ親子で手に取ってみてください。
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<取材協力>こども本の森 熊本
所在地:熊本県熊本市中央区出水2丁目5-1
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:毎週火曜日、毎月最終金曜日、特別整理期間、年末年始
入館:1日4回の入れ替え制(各回定員50名:事前予約枠30名、予約なし枠20名)
公式サイト:https://kodomohonnomori.kumamoto.jp/
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