日々お家でゴミとして捨てている牛乳パックやペットボトル。でもちょっと待って! これらもちょっと工夫すれば、立派な子どものおもちゃになるんです。保育と子育てに役立つ“遊び”情報サイト「HoiClue♪[ほいくる♪]」を運営している株式会社キッズカラー代表・雨宮みなみさんに、これからの梅雨時期にピッタリなお家で遊べる手作りおもちゃの作り方を教えてもらいました。
牛乳パック&ペットボトルはおうち工作におすすめ!
生活の中で出るゴミはいろいろありますが、中でも牛乳パックやペットボトルはおうち工作に持ってこいなんだとか。その理由はなんでしょうか?
「何よりも、その手軽さです。牛乳パックやペットボトルは、どのご家庭でもすぐに手に入る物だと思うので、思い立ったらすぐに工作できますよね。もちろん、牛乳パックやペットボトル以外のお家にあるいらない物を代用して作ってもらってもOKです。」
ただ捨ててしまうよりも、おもちゃとして再利用することでエコの意識を子どもたちにも教えられます。また牛乳パックやペットボトルは水に強いので、お部屋以外のお風呂などでも遊べるので良いですね。では実際に、おもちゃの作り方を教えていただきましょう!
牛乳パックで作るおもちゃ
手作りめんこ〜気軽に楽しめる手作りおもちゃ〜
<材料>
牛乳パックの底6枚(めんこ3つ分)
<使うもの>
セロハンテープ・カラーマジック
<作り方>
1.牛乳パックの底の外側の面に、マジックで好きな絵や模様を描く
2.絵を描いていない面を内側にして2枚の牛乳パックを合わせ、セロハンテープを十字に貼ったらできあがり♪
※この時、内側の三角形の凹凸をうまく組み合わせるのがポイント。
(記事提供:HoiClue♪)
「色を塗ったり模様を描いたり、好きな絵を描いたりと自由にアレンジして楽しめます。少し大きなお子さんでしたら、相手のめんこをひっくり返すために、めんこを重く、固くするといった強度を高める工夫を研究するのも楽しそうですね。遊び方も何通りもあるので、親子で長く楽しめるおもちゃです。」
スイスイでんしゃ(バス)〜牛乳パックで楽しむ手作りおもちゃ〜
<材料>
牛乳パック2つ・色画用紙・折り紙
<使うもの>
カラーペン・はさみ・のり
<作り方>
1.牛乳パックの、上の折り畳み部分を切り取る。
2.片方の牛乳パックの中に、もう片方の牛乳パックを口が空いている方から入れる。
3.画用紙や折り紙を自由に「2」の牛乳パックに貼り、電車やバスを作る。
4.のりが乾いたらできあがり♪ 人を描いたり好きな模様を描いたりして、オリジナルでんしゃやバスを作ってみよう♪
(記事提供:HoiClue♪)
「とっても簡単で、遊び方もいろいろ。いくつも作ってみたり、人形を乗せてみたり…自由に楽しんでみてくださいね。小さいお子さんが遊ぶ場合は、完成後にセロハンテープなどの透明なテープを全体に貼っておくと、口に入れた時に紙が溶けたりインクが口に入るのを防げます。」
ペットボトルで作るおもちゃ
つないで外してピタッと棒〜乳児さんが楽しめる手作りおもちゃ〜
<材料>
ペットボトルの蓋・マジックテープ(接着タイプだとすぐに出来て便利)・音の鳴る素材(豆、鈴、ビーズなど)
<使うもの>
ビニールテープやマスキングテープ・ハサミ・ボンド
<作り方>
1.ペットボトルの蓋に音の鳴る素材を入れて、もう1つのペットボトルの蓋をかぶせる。このセットをいくつか作る。
2.セットしたものをビニールテープやマスキングテープで巻き付けて繋げる。中身がなくても大丈夫!(この時、中身が出ないように蓋にボンドをつけておくとより安心。)
3.ペットボトルの蓋の側面に、マジックテープを付ける。マジックテープ同士がくっつくように接着部分を確認しながら付けるのがポイント。
4.くっつけたい個数分だけ作ったらできあがり!
(記事提供:HoiClue♪)
「おままごとのお皿に乗せればごはんに、繋げれば電車に。子どもたちのアイディア次第で、いろんなものに見立てて遊べます。マジックテープや磁石でくっつけなくても、単体でマラカスとして楽しむこともできますよ。家にある様々な物、お米やビーズ、ボタンなどを入れて、それぞれの音の違いを感じてみるのも楽しいですね。その際、小さなお子さんの場合は、誤飲に注意してくださいね。」
きらきらジュース〜キラキラときめくおままごとジュース〜
<材料>
ペットボトル・水・ボンド(少し)・きらきらテープ・ビーズ・ビニールテープ
<作り方>
1.キラキラテープを、1センチ角くらいの大きさに切る。
2.ペットボトルに、「1」やビーズなどを入れ、水を入れる。
3.水を入れたらペットボトルの口にボンドを薄く塗って固くしっかりと閉め、ふたが開かないようビニールテープを巻きつけて、できあがり♪
(記事提供:HoiClue♪)
「保育園や児童館などでも楽しまれている人気の手作りおもちゃ。見た目も魅力的なので、子どもたちも喜びます。水に色をつけてみても楽しいです。たくさん作ってジュースに見立てれば、おままごとなどごっこ遊びに発展したりと、楽しみ方も広がります。ペットボトルの蓋は開かないようにしっかりとボンドでくっつけてくださいね。」
どれも手軽に出来て、一度作ったらその後も繰り返し楽しめるおもちゃばかり! ぜひ楽しみながら作ってみてくださいね。
お話を聞いたのは…
雨宮みなみさん
株式会社キッズカラー代表。保育士経験ののち、2010年に独立。自身の経験から「あったらいいな」を形に、保育と子育てに役立つ“遊び”情報サイトHoiClue♪[ほいくる♪]を立ち上げ、1,200以上のあそびや子育てに関わる情報を掲載している。子どもとの関わりがもっと自然に楽しめる社会の実現に向け活動中。
保育や子育てが広がる“遊び”と“学び”のプラットフォーム [ほいくる]
ライター紹介
水谷 映美
1979年生まれ。出版社勤務、受付嬢、社長秘書を経て、現在はwebを中心にライターとして活動中。男・女・女の3児の母。気になることは何でも試してみないと気が済まない典型的B型女子。子育て世代のリアルな声を反映した記事を得意としている。
※2015年6月にいこーよで公開された記事の再掲です。
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