見開きだけで物語を楽しめている
「最初から最後まで通して絵本を読まない」ことが特性として判明してからは、そのこと自体をあまり気にせず、それでも絵本を好きになってほしくて夫婦でいろいろな絵本を用意しました。
すると息子は「好きなページがあるから」「ページをめくるのが楽しいから」だけでなく、「絵本に描かれている動物や乗り物、看板などを見つけて楽しむ」ために絵本を読んでいることに気がついたのです。現在では、ほぼ毎日何かの絵本を手に取っています。
絵本でいろいろなものを見つけるようになってきたのは観察力がついた証拠ですね。何より息子が物語を読まなくても毎日読むほど絵本を好きになってくれたことがうれしい。絵本だって物語を読むだけでなく、いろいろな楽しみ方があっていいんです。

絵本の線路に、穴が開いた四角いブロックを電車に見立てて遊ぶ息子。青色は総武線、緑は山手線、オレンジは中央線など、色の違うブロックを使い分けています。絵本は「でんしゃはうたう」(ぶん:三宮麻由子、え:みねおみつ、福音館書店)
今のマイブームは「電車の絵本で、ごっこ遊びをする」です。これって大人だったら絶対にやらない「逆転の発想」の遊びですよね!? 見開きの中で電車が行ったり来たりしている様子を見て、息子の中では、この見開きだけで物語が楽しめているのかも?
最後まで読む経験ができたことは大きな成長
息子が通う園や一時預かり施設では、ときどき絵本の読み聞かせの時間があります。みんなで先生を囲むようにイスに座って、紙芝居のように読むスタイルなのですが、これだと集中して見てくれているそうです。家とは違う環境になるので気分が変わるみたいですね。
また「こどもちゃれんじぽけっと4月号(2018年版)」の教材にあった絵本「パンちゃんとサンドイッチ」は、好きなシーンが連続してあったのと、DVDの映像でも読み聞かせをしたことで、ほぼ全部のページを自分で読むようになりました。最後まで自分で読む体験ができたことは、息子にとっては大きな成長だったと思います。
何より、息子が膝の上に乗ってくれて絵本を一緒に読んだ経験は、思い出すたびに僕の心をほんのり温めてくれています。そういえば父にも同じようにして絵本を読んでもらったっけ…。息子も大人になって思い返してくれたらうれしいです。
さて絵本で身に着けた観察力は、図鑑を読むようになってさらに加速していくことになるのですが、それはまた別の機会に。










