【てぃ先生に聞く】子ども同士のトラブル解決法 コツも紹介!

SNSフォロワー200万人以上の保育士・てぃ先生の連載企画! 全国のパパママから寄せられた子育ての悩みにズバリお答えいただきます。今回は、「子ども同士のトラブル」や「人見知り」などに関する質問です。お友だちと仲良く過ごすのが、まだまだ難しい幼児期。どんなサポートが必要なのか、2回に分けて紹介していきます。最初は「子ども同士のトラブル」のフォローについてです。

【てぃ先生に聞く】「赤ちゃん返り」「兄弟喧嘩」の対処法」もあわせてチェック!

我が子が意地悪された! 相手を責めず我が子を守るには

質問1
意地悪な子に対して親として、どう対応したらいいのか、親の心構えを教えてください。
(あいさん/5歳女の子のママ)

てぃ先生からのアドバイス

お子さんが意地悪をされてとても傷ついているようなら、迷わず味方になってあげてください。相手の子や親御さんに気を遣って遠慮するよりも、我が子を守るほうが大切です。子どもにとって最後の砦になるのは親御さんだけ。そんな絶対の信頼を置いている親御さんが周りの味方をしていたら、きっとさらに傷つくことでしょう。

ただ、意地悪をしている子もそのつもりはなかったり、複雑な事情があったりする場合がほとんど。相手の子も気遣いつつ、我が子をフォローするにはちょっとしたコツがあります。

例えば、目の前で意地悪をされたとき。普通に「A子(我が子)が嫌がっているからやめて」と口をはさむと、相手の子は「A子ちゃん、私のこと嫌いなんだ!」と飛躍して気分を害し、ますます意地悪をしてしまうかもしれません。

そうではなく「A子ママはA子が大好きだから、そういうことされると悲しくなっちゃうな。だからやめてあげてほしいな」とやさしく伝えるんです。子ども同士のいざこざに「A子ママが悲しいから」というワンクッションを入れる。するとA子ちゃん自身には攻撃の矢が向けられないし、親が自分を守ってくれたと安心させることができます。相手の子も「あなたが悪い」と責められたわけではないので、ママの想いが伝わりやすくなりますよ

お友だちに手が出たら「ダメ!」より「どうしたの?」

質問2
年中になっても、理由がなくお友だちに手が出てしまいます。親にはわからないのですが、彼なりに何か言い分があるのでしょうか? それとも愛情不足? 私がすぐに「ダメでしょっ!」と怒るのも良くないのでしょうか?
(じゃりんこさん/4歳男の子、1歳男の子のママ)

てぃ先生からのアドバイス

口より手が出てしまうこと、年中さんの時期ならまだまだありますよ! 自分の想いをうまく表現できない、本当に伝えたいことが言葉にならない…といった葛藤を生じながら、言葉の発達や気持ちを整理する力が、備わっていくものです。不安なら園の先生に「言葉がうまく出てこないようなので」とフォローをお願いしてはいかがでしょうか

頭ごなしに「ダメ!」と怒るのは、あまり良くないと思います。まずは「どうしたの?」と聞いてあげる。「こうだったの?」と代弁してあげてもいいです。言葉がうまく出てこない子どもに対してはとにかく『代弁』が重要。大人が子どもの代わりに、その想いを言葉にしてあげるだけで、大きな安心につながります。

あとは、ご自身も愛情不足を心配されているように、ご家庭での様子を振り返ってみるのも良いですね。下のお子さんがまだ小さいようですから、お兄ちゃんなりに家の中で我慢している分、外でストレスを発散しているのかも。お家でのケアも意識してみてくださいね。

友だち付き合いが苦手でもOK! 気長に見守ろう

てぃ先生がおっしゃるように、幼児期は周りとの関わりを学び始めたばかりの時期。親が子どもの気持ちを代弁して手助けするのはもちろんですが、「うまくできないのも当然」として受け止めることも大切なのですね。

次回は「人見知りや一人遊び」を心配するパパママからの質問にお答えします。お楽しみに!

 

お話を聞いたのは…
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。ツイッターで保育園の日常をつぶやき続け(@_HappyBoy)、フォロワー数は43万人(※)超に。著書『ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか。』、『ハンバーガグー!』(いずれもKKベストセラーズ)のほか、原作を担当するマンガ『てぃ先生』(KADOKAWA)も好評。オフィシャルブログや子育て関連のメディア、各地での講演会で、子育てや保育に関するポジティブなメッセージを発信。ちなみにアラサー・未婚、猫と二人暮らし。 ※共に2018年1月現在。
てぃ先生 オフィシャルブログ
てぃ先生 Twitter

ライター紹介
金子 陽子
1976年生まれ。3年間のOL生活を経てコピーライター、編集ライターの道へ。連日終電ときどき徹夜の会社員生活に限界を感じた36歳の夏、待望の娘を授かり、独立。いい歳をして人見知りながら人物インタビューは大好き! 大抵その人のファンになる。いまだに3歳の娘のお肉が赤ちゃんみたいにフニフニで癒される。

※2017年5月にいこーよで公開された記事の再掲です。

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