マナーやルールを学ぶ機会に!室内遊び場でトラブルにならないための心得

知らない親子同士が遊ぶ屋内遊園地や児童館などで、ちょっと不快な思いをしたことがある、というパパ&ママは多いはず…。室内遊び場で、トラブルにならず、楽しく遊ぶための「親の心得」を聞きました。

子どもが遊んでいる時の親の心得5

ちょっと子どもから目を離した隙に、他の子との争いが勃発! なんて経験はありませんか? トラブルを未然に防ぐためにも、子どもが遊んでいる間、親はどうしているのがいいでしょうか?そこで、ボーネルンド あそびのせかいのプレイリーダー 小林昌樹さんに室内遊び場での遊び方、「親の心得」についてお話を伺いました。

1.子どもと一緒に体を動かす・遊んでみる

「遠くから眺めているだけでなく、ぜひ子どもと一緒になって体を動かしてみて下さい。さまざまな体験を共有することで信頼関係 が 強 ま り ま す し 、 遊 び の 方 法 や 人 と の 接 し 方 を 学 ぶ こ ともできます。そしてそれがトラブル防止の一番の近道にもなると思います」。

2.おしゃべりやスマホ・ケータイに夢中にならない

ついつい、親同士のおしゃべりに夢中になったり、ケータイに目がいきがちだけど、やっぱり同じ目線で遊んであげるのが一番。「当たり前のこと」ですが、やはり基本として心得ておきたいもの。

3.「ダメ」と言い過ぎない

「ただ最近は、怪我やトラブルを心配するあまり、過剰に子どもの行動を指示したり制限してしまう親御さんも多いです。危ない! と思う気持ちはわかりますが、本来できることを先手を打って押さえ込んでしまってはもったいない。私の場合、できるだけ『ダメ』という言葉は使わないようにしています」

4.トラブルが起こりそうなら、子どもに別の遊びを提案をしてみる

「トラブルが起こりそうな時には『それもいいけどこっちもやってみない?』と別の提案をすることで、なるべく行動を抑制せずに別の方向に興味を向けるようにしています」。

5.子どもが自分から言えない場合は、相手の子に優しく語りかける

「一方的に取られるばかりで我慢を強いるのは子どもにとってもストレスですよね。子どもが自分から何も言えない場合には『今はまだ使ってるから、ちょっとだけ待ってもらえるかな?』と相手の子に優しく語りかけるのは問題ないと思いますよ。親が盾になってあげることで安心しますし、そのうち子ども自身が自分の気持ちをしっかりと言えるようになっていきます」。

年齢差のある場合など、明らかに一方的な状態になっている時には、親が声がけをしてあげることも一つの対処法ですが、子ども同士にある程度委ねてみては?という場合もあるようです。

子ども同士がトラブルになったら、親はどうする?

おもちゃを譲れなかったなどの理由から他の子どもとケンカなど、ちょっとしたトラブルになった場合にはどうすればいいでしょうか? 東京成徳大学・応用心理学部・石崎一記教授に聞きました。

「子ども同士のトラブルは、身体的な危害を加えない範囲では、子ども同士で解決させればいいと思います。子どもはこういった経験から対人関係を学んでいきます。ただし、親はきちんと見守って、相手の親ともコミュニケーションを取ること。『うちの子がすみませんねー』と言いながら相手の親がどういう考え方なのかを探って、『いえいえ子ども同士のことですから、やらせておけばいいんです』という態度なら、一緒に見守ればいいと思います。もし、考え方が違うタイプの人なら、さりげなく離れることも大切ですね」

トラブルを恐れすぎず、経験の中でルールやマナーを学んでいこう!

室内遊び場は子ども達の遊びを見守ってくれるプレイリーダーが常駐しているのも大きなメリットです。「気になることがあれば、いつでも気軽に話しかけてみて下さい」と小林さん。さまざまな年齢の子が集まってくる室内遊び場は、ルールやマナーを学ぶのにも最適な場所。トラブルになることを恐れすぎず、のびのびと遊ばせてあげたいですね。子ども同士の関わり合いや一緒に遊ぶ親の姿の中にも、きっとたくさんの収穫があるはずです。

これからの季節、室内で遊べる施設も上手に利用して、冬のお出かけを楽しんでみて下さい。

お話を聞いたのは…
石崎 一記教授
東京成徳大学応用心理学部健康・スポーツ心理学科教授。専門は発達心理学、環境教育など。自然の中で遊ぶ体験が、子どもの発達にどのように影響を及ぼすかについて研究を行っている。ネイチャーゲームの指導法や理念を教える、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員も務める。
小林 昌樹さん
2009年ボーネルンドに入社。室内遊び場「キドキド」のプレイリーダーとして、子どもとその保護者の皆様にあそびの大切さ、楽しさを伝え、店長として同じ信念を持って働くことのできるプレイリーダーの育成も行っている。「キドキドで遊んだ楽しい体験」を子ども達の将来の記憶に残してもらえるような特別な場にしたいと、日々奮闘中。

ライター紹介
宇都宮 薫
編集プロダクション勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、単行本(ビジネス書・実用書)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは、出産、育児、健康、おでかけ、芸能、グルメなど。まち歩きとバイクが好き。

※こちらは2014年12月にいこーよで公開された記事の再掲です。

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