5月のお弁当は、こいのぼりのスティックおにぎり弁当!
ママやパパは、家族みんなに喜んでもらいたい! という気持ちでいつも色々なお弁当を考えますが、どうしても子どもが好きなものばかりになってしまったり、彩り、汁気のないものになってしまったり……、結局いつも同じようなお弁当になってしまいます。
そんなマンネリ解消のために、今回Canaco先生が紹介してくださったのが、身近な食材で簡単に作ることができるおかずとスティックおにぎり。
「短時間で手間もかけずにできるものばかりなのでぜひ作ってみて下さい」(Canaco先生)
こいのぼりスティックおにぎり(4本分)
ポスト「おにぎらず」と言われている「スティックおにぎり」
スティック状なので食べやすく、どこを食べていても中の具が口の中に入るので、行楽弁当にはもってこいのおにぎりです。海苔を巻いても、写真のように上に具をのせてもOKです!
「5月ということで、まずは『こいのぼり』のスティックおにぎりを作りましょう。手がこんでそうですが、とても簡単。パーツを作ってしまえばのせるだけですよ!」(Canaco先生)
「こいのぼりのスティックおにぎり」の材料
・ごはん 2杯分
・お好みの具材 適量
・スライスチーズ 1枚
・ハム 1枚
・薄焼き卵 海苔 各少々
【作り方】
- ラップを4枚正方形に広げごはんを長方形ののせお好みの具を中心にのせスティック状にキャンディの包みのように包む。
- 1をこいのぼりのように形づくり、鱗部分と目、えら部分を型抜きしのせる。
【作り方のポイント】
スティック状にしたおにぎりの片方の中央を押してこいのぼりのしっぽを作り、ハムや海苔、薄焼き卵の鱗をのせていきます。
今回使った型抜きは、手持ちの「スプーン型」の型抜きの「持ち手の後ろ部分」と「ハート型」の型抜きのを使いました。また、「円型」の目の部分は、ホイップクリーム等に使う金具の後ろ側の丸型を使いました。
手持ちのものもアイデア一つでいろいろな使い方ができますよ!
<子どもとお弁当を作るポイント!〜型抜きを一緒にやってみよう!>
子どもと一緒に作るのなら、鱗のハムや卵、チーズなどの型抜きを一緒に作るのもおすすめ! また、少し大きくなった子どもなら、海苔をハサミでカットするのをお願いするのもいいかもしれません。
自分が型抜きをしたハム、卵、チーズの鱗がついた鯉のぼりのおにぎりなら、子どもたちも沢山たべられちゃうこと間違いなしですね。
カニカマの青のり香るスティックおにぎり(4本分)
「カニカマの青のり香るスティックおにぎり」の材料
・ごはん 2杯分
・お好みの具 適量
・カニカマ 10本
・青のり 適量
【作り方】
- ラップを4枚正方形に広げごはんを長方形にのせる。その上にお好みの具を中心にのせ、スティック状にキャンディの包みのように包む。
- カニカマは2等分し1の上にのせ青のりをふる。
【アレンジのポイント】
今回ご紹介したスティックおにぎりは2種類とも、中にお好みの具を入れて上に具材をのせるものでしたが、ふりかけをご飯と混ぜてスティックにするだけでもとてもおいしいものができます。
また、海苔を巻くだけでもOK、炊き込みご飯をスティック状にするのもいいですね。
「時間のない朝は穴あけパンチで海苔を星形や花型に型抜き、具に鮭フレークやおかかを入れたものに貼りつけてラップで巻いて出すと、子どもが大喜びします」(Canaco先生)
<子どもとお弁当を作るポイント!>
〜小さな子どもなら自分で乗せる用意をしてあげましょう!~
型抜きがまだ難しい小さな子どもと一緒に作るなら、おにぎりにのせる具を用意して、具をのせるだけの状態にしてあげると、親子で一緒に完成させることができ、とても喜んでくれます。
一つずつできることを増やしてあげたり、難しいことができるように親子で楽しく作るといいですね。
豚肉とカラフル野菜の唐揚げ風(4人分)
次は、唐揚げ粉で焼いた豚ロース肉とお野菜のおかずレシピのご紹介です。お肉だけでなく野菜にも唐揚げ粉をまぶして焼くことによって忙しい朝でも味付けの失敗もなく、家族みんなも大喜びのおかずができますよ。
「唐揚げ粉で焼いた豚ロース肉とお野菜」の材料
・豚ロース肉(とんかつ用) 2枚
・カブ 1個
・オクラ 4本
・パプリカ(赤) 1/2個
・ピーマン 1個
・唐揚げ粉 適量
・サラダ油 大さじ3
【作り方】
- 豚肉は1センチメートル幅、カブはくし形、オクラはガクを取り、パプリカとピーマンは1センチメートル幅に切り、唐揚げ粉をまぶす。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し1を焼く。
【作り方のポイント】
豚肉はとんかつ用を1センチメートルの幅に切りスティック状にしたものを手で持って食べられるように、ワックスペーパー持ち手に巻いて食べやすくしました。
ポリ袋に野菜を入れ唐揚げ粉を入れます。野菜全体に唐揚げ粉がつくよう注意しましょう。唐揚げ粉がついたら、多めの油で焼くだけです。お肉と野菜は別のポリ袋で唐揚げ粉をまぶすといいですね。
<子どもとお弁当をつくるポイント!〜ポリ袋を使うと簡単に!>
ポリ袋を使うことで、子どもでも唐揚げ粉をまぶす作業が簡単にできます。また、小さなころは手が汚れたりぬれたりするのが苦手な子どももいますが、こうすることで、手が汚れず、お手伝いをしてもらいやすくなります。
「娘も自分がお手伝いして作ったおかずが食べたくて仕方がなくて、お肉も野菜もたくさん食べていました」(Canaco先生)
やみつきになる!青のりポテト(4人分)
ふろふき芋のように作り最後にお塩と青のりをまぶすだけ! やみつきになるのが青のりポテトです。
「青のりポテト」の材料
・じゃがいも 中2個
・塩 小さじ1/2
・青のり 小さじ1
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥き一口大に切り水にさっとさらす。
- 鍋に1とひたひたになる程度の水を入れ火にかける。
- じゃがいもがやわらかくなったら、水気を飛ばすために茹で汁は流し、水気を飛ばす。
- 3に塩と青のりを加えまぶす。
あともう一品!というときは、、、枝豆たっぷり卵焼き(4人分)
「枝豆たっぷり卵焼き」の材料
・卵 2〜3個
・枝豆 30〜40粒
・塩こしょう 少々
・サラダ油 小さじ1
【作り方】
1 卵は溶き塩こしょうを混ぜ、枝豆は莢から出し卵液に加える。
2 卵焼き器にサラダ油を中火で熱し、1を3〜4回に分けて流し入れ巻きながら焼く。
【作り方のポイント】
中に入れるのは、枝豆ではなく葉物野菜でもしらすやもずくでも、チーズでもなんでもOKです。お弁当に卵焼きを入れることで彩もよくなります。
また、栄養価もアップするのが我が家では必需品です。色々な具を入れてアレンジしています。
こいのぼりの鱗部分の薄焼き卵はそれだけを作るのは面倒なので、この卵焼きの最後に巻いた卵焼きの一部を使い鱗にしています。
親子で楽しくお弁当を作って出かけよう!
今回ご紹介したのは、メインと副菜2品ですが、空いた部分には、子どもたちが大好きなミニトマトとウィンナーそしてハムを半分に切りチーズをのせて巻いたお花型にしたハムもつめました。
お弁当箱のしきりは十字型に4つ分けでしたが、そのしきりを縦に使い縦3つのゾーンに分けることでスマートに仕上がり、見た目もよく詰めることができました。レイアウトで見た目も変わるので、いろいろためしてみましょう。
大学在学中に取得した野菜ソムリエの資格をきっかけに、レストランやメーカーのレシピ開発、新聞や雑誌の連載を手掛ける。二児の母。ぴあムック「えのき氷レシピ」監修 マガジンハウス「ナッツレシピ80」監修も行う。毎日のお弁当作りから生まれたアイデアからうまれたムック「簡単! 可愛い! 食べやすい! スティックおにぎり」(宝島社)も大人気発売中!
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