ワードッチ

想像力と発想力が身につく!小学生がハマる旅行の移動時間にピッタリの会話ゲーム「ワードッチ」

家族旅行などでクルマや電車などの移動中、手持ちぶさたになった経験はありませんか? 「ワードッチ」は、スキマ時間にピッタリの大人と子どもが対等に遊べて、柔軟な発想力や想像力、語彙力につながる会話ゲームです。今回は「ワードッチ」の魅力を実際に小学生の子どもと遊んでみた感想を交えて紹介します。

「ワードッチ」とはどんなゲーム?

「ワードッチ」は出題者(親)が決めたキジュンを推理しながらワード(言葉)をぶつけ、より強いワードを見つけていく会話ゲームです。下の説明画像にあるように、出題者はキジュンを1つ決めて、暫定チャンピオンとなるワード(例では〇〇)を発表。プレイヤー(子)は、出題者の「キジュン」の内容を予想しながら「より強い」と思うワード(言葉 例では〇〇など)を投げかけます。出題者は投げかけられたワードと暫定チャンピオンを比べ、新たな暫定チャンピオンを決定。これを繰り返していくことで、どんなキジュンなのかを想像していきます。

ワードッチ

ある程度ワードの投げかけと暫定チャンピオンの判定が出てきてプレイヤーが各自「そろそろかな」と思ったら、最終決選へ。これまで出たワード以外の「最強」と思われるワードをそれぞれが出して、出題者に優勝を決めてもらいます。そのあとは出題者はキジュンを公開し、感想戦を楽しむのが1回のゲームの流れです。

【遊んでみた】暫定チャンピオンの「どこが強いか?」を予想するおもしろさ

「小さい・かんたん・超楽しい!!」がテーマの「アークライト キャラメルシリーズ」の第一弾で、実際に手に取ってみると、箱がかなり小さいのに驚きます。だいたいタバコの箱と同じサイズで、服のポケットやカバン、サコッシュなどにも入ります。「どこにでも、どんなとき持って行きやすい」というのは大きなポイントですね。

出題者の「キジュン」は「カタカナにしたらRPGの呪文のような言葉」や「戦国武将のかぶとについていたらスゴそうなもの」など、あらかじめキジュンカードを見て暗記でもしない限りほぼ絶対当てられない内容になっています。そこで暫定チャンピオンの「どこが強いか?」を予想するのが想像力を駆使するところで、おもしろいと思いました。

あえて遠そうなものを当ててみたり「食べ物」が続いていたら「建物」を出すなど、まったく関係がなさそうなものを出すと、意外に「それ強いね! 暫定チャンピオンです」と言われたりして盛り上がります。いろいろな人の頭の中の発想力が試されるゲームです。

ワードッチ キジュンカード対象年齢は6歳くらいからですが、普段の会話ができるくらいなら未就学児でも遊べそうです。また「暫定チャンピオン」を選ぶのはあくまで出題者の主観によるところが大きく、正解もハズレもありません。子どもが出題者になった場合は、判断の軸がブレて大変なことになったりしますが、それはそれで盛り上がります(笑)

また、とくに最初の頃はどんなワードを出せばいいのか、わからない人も多いはず。そんなときはゲーム開始時に、プレイヤーに配られるカードに書かれているワードを使うと便利です。何回か暫定チャンピオンの判定をしてもらっていると、どんな言葉が強そうか見当がついてきます。自分でも意外なワードをたくさん出せるようになってくると、それがまた楽しいです。

ワードッチ ワードカード

遊んだ人のコメント

夕食後の時間、家族でやったら大盛り上がりでした。勝った、負けたというよりも、その場で出たワードがおもしろくて「なにそれ~っ!」と笑いながら遊びました。今でも小学3年生の娘がちょくちょく「ワードッチ、やろうよ~」と誘ってきます(笑)。

その人のイメージになかったワードが、どんどん出てくるのがおもしろかったです。大人同士で遊んでもおもしろいのですが、子どもとやってみると「そんな言葉知ってたの?」みたいなものも出てきて、場が盛り上がります。

家族旅行中、クルマの中で遊んでみたら、いい気分転換になりました。「しりとり」などは、どうしても長時間考え込んでしまったり、盛り上がりにかけることがあるのですが、ワードッチは短時間で終わりがくるのもいいですね。運転している人もプレイヤーでなら参加できるので、全員参加できたのもいいところでした。

スキマ時間に子どもとコミュニケーションしたいときにもおすすめ!

「ワードッチ」はポケットにも入る大きさで、場所を選ばずに遊べるので、ちょっとしたスキマ時間に遊びたいときにおすすめの会話ゲームです。頭の中にある言葉をたくさん拾ってくる体験は、語彙力を高めるきっかけになりますし、キジュンを予想して出したワードが暫定チャンピオンになったり、優勝できたときは達成感があります。さらに、キジュンのネタばらしで「自分が思っていた以上に斜め上のキジュン」だったりすると、そこでまたひと盛り上がりできます。子どもと楽しく遊びたい人や、旅行のお供に、初対面の相手とのアイスブレイクなどにも使えるゲームといえるでしょう(KAZ)

ワードッチ「ワードッチ(発売元:アークライト)」
対象年齢:6~99歳
遊べる人数:3~8人
プレイ時間:5~10分
価格:1,320円(税込)
〇どんなときに遊ぶのがおすすめ?
・電車やクルマでの移動時間
・家で料理の支度などの待ち時間
・帰省などで親戚が集まったとき
〇子どもと遊ぶときに気をつけるポイント
・キジュンの判定には正解もハズレもないので判定がブレても指摘しない
・勝ち負けよりもワードのセンスや発想に注目して遊ぶ

「ワードッチ」を購入する(Amazon)

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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