Twitterフォロワー数40万人の人気イケメン保育士・てぃ先生が、全国のパパママからの質問にズバリお答えする連載企画! テーマは前回に引き続き「登園にまつわる悩みや疑問」について。今回は「登園に関する考え方や親の心構え」を伺います。幼稚園・保育園は「毎日行って当然」「泣かずに行くべし!」という決めつけに縛られないアドバイスを紹介します!
前編「子どもの『登園しぶり』はどう解決?」もあわせてチェック!
たまには園をお休みしても問題なし!
【質問1】
保育園は義務教育ではないのだから、毎日行く必要はなく、たまには休んでも良いと思うのですが、どうでしょうか。
(O・Mさん/3歳女の子のママ)
てぃ先生からのアドバイス
ハイ、良いと思います! 保育園を休んだからお友だちと仲良くできなくなった…とか、そういう心配はありません。
もしパパママがお仕事を休めるなら、どうぞ保育園もお休みしてください。家族で旅行をしたり、家でただゆっくり過ごしたりするだけでも、子どもにとっては良い思い出になりますからね。
ただ、就学を見据えてお子さん自身に「休む」という選択をさせないようにしましょう。小学校に上がれば、平日は毎日学校に行くのが決まりですから、「休みたいときに休んでいい」と考えさせないほうがいいと思います。あくまでパパママが休ませたいときに休む、というのがポイントです。
「泣いて登園」「毎朝グズグズ…」それもいい思い出に!
【質問2】
もう、保育園に通って1年経ちますが、未だに登園時に泣いてしまいます。どうすれば、泣かずに保育園に行けるようになりますか?
(いちママさん/2歳男の子のママ)
てぃ先生からのアドバイス
もう1年…いえいえ、まだ1年ですからねぇ! 1歳〜2歳児にそれを求めるのは、ちょっと酷かな。もちろん泣かずに登園する子もいますが、「お友だちは泣いてないよ」「泣いてるの、○○くんだけだよ」と他の子と比べられちゃうと、その子はもっと悲しい気持ちになると思います。
たぶん、そうやって泣くのもあと1年くらいのはずです(なかには小学校に上がるまでずっと泣き続ける子もいますが…)。ママと離れるのが寂しくて泣いてくれるなんて、今だけのお楽しみ! 泣き顔を写真に撮っておいて、大きくなって親をうるさがるようになったら「小さい頃はママと離れたくなくて毎日泣いてたのよ〜」と見せてみるとか! そう考えると、ちょっと楽しくなりますよね。
家庭の事情や我が子のペースを優先してOK
「幼稚園・保育園を休ませるのは後ろめたい」「泣かずに登園するのが普通」…そんな悩みや決めつけを払拭してくれる、てぃ先生のアドバイス。就学後に比べ、比較的自由のきく幼稚園・保育園時代を楽しむためにも、子どものペースを大切に、気負わず焦らず、通わせたいものですね。
次回は「子どもとのコミュニケーションの悩み」に関する質問にお答えいただきます。お楽しみに!
お話を聞いたのは…
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。ツイッターで保育園の日常をつぶやき続け(@_HappyBoy)、フォロワー数は43万人(※)超に。著書『ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか。』、『ハンバーガグー!』(いずれもKKベストセラーズ)のほか、原作を担当するマンガ『てぃ先生』(KADOKAWA)も好評。オフィシャルブログや子育て関連のメディア、各地での講演会で、子育てや保育に関するポジティブなメッセージを発信。ちなみにアラサー・未婚、猫と二人暮らし。 ※共に2018年1月現在。
てぃ先生 Twitter
てぃ先生 オフィシャルブログ
ライター紹介
金子 陽子
1976年生まれ。3年間のOL生活を経てコピーライター、編集ライターの道へ。連日終電ときどき徹夜の会社員生活に限界を感じた36歳の夏、待望の娘を授かり、独立。いい歳をして人見知りながら人物インタビューは大好き! 大抵その人のファンになる。いまだに3歳の娘のお肉が赤ちゃんみたいにフニフニで癒される。
※2017年3月にいこーよで公開された記事の再掲です。
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