【学びの最前線】デンマーク発の幼児教育「森のようちえん」徹底ガイド 特徴と伸びる力・カリキュラム・保育料・卒園後の様子とは?

森のようちえんの子どもを伸ばすポイント2.ゆったりとした時間の中で育つ自分への自信

提供:認定こども園「認定こども園 Fujiこどもの家 バンビーノの森

変化の激しい森などの自然の中で過ごす時間が多いこともあり、森のようちえんの1日のスケジュールや年間カリキュラムはフレキシブルに変更できる余裕をもって組まれています。

「『森のようちえん』の日は、始まる前にスタッフがフィールドの様子を確認しておきますが、参加する子どもが興味を持ったものに合わせて内容を変えていきます」(前出・中安さん)

川の中に入ったり、田んぼの泥の中に入ったりするような取り組みも、みんながやるタイミングで一斉にやらなければいけないという雰囲気はありません。
「やりたいくない子には『今できなくても、来年はできるようになっているかもしれないね』と、長いスパンで子どもを見守る声かけをよく耳にします。『ありのままのあなたでいいんだよ。大丈夫、最終的には出来るようになるよ』という大人の態度が、子どもの自尊感情を育むのかもしれません」(前出・山口准教授)

森のようちえんの子どもを伸ばすポイント3.子どもが協力して作り上げていくプログラム

提供:認定こども園「認定こども園 Fujiこどもの家 バンビーノの森

北欧に比べて日本の森のようちえんでは自然と共生していくような取り組みが行われるのも特徴です。
子どもが育てた野菜をみんなで調理して給食として食べたり、味噌づくりなどを行う園が多いと感じます」(前出・横田さん)
「運動会などの大型のイベントを子どもと先生が相談しながら計画することも多くみられ、子どもが共同体の一員として役割を担い、そのことに喜びを感じる機会が多く設定されている環境の中で、仲間と協力し合っていく力が育まれます」(前出・山口准教授)

森のようちえんを卒園後、小学校でどう過ごしている? 小学校に入ってからも探求心と協調性が活きている

提供:認定こども園「認定こども園 Fujiこどもの家 バンビーノの森

森のようちえんに入園する前の保護者から寄せられる質問の一つに、「自然という広いフィールドの中で少人数保育でのびのびと育った子どもは小学校に適応できますか?」というものがあります。
実際には、森のようちえんの子どものほうが一般の幼稚園の子どもに比べて、授業の邪魔になる行動をとるということが少ないというデータも出ています。
「一概には言えませんが、森のようちえんの子どもはたっぷりと試行錯誤する時間と空間が確保された幼児期を過ごします。その中で、教科の授業に自分なりのおもしろさを発見していく力や、協力して学校やクラスのメンバーとして役割を果たす力も育んでいるのでしょう」(前出・山口准教授)

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