子供の防犯対策まとめ おすすめグッズ&登下校・留守番の注意点

小学校入学と同時にスタートする、子供だけでの登下校。でも通学路には、子供にとって危険なことや誘惑がいっぱい潜んでいるかも…。そこで今回は、入学前に親子で確認しておきたいことをセコムの舟生岳夫さんに教えてもらいました!

●トラブルが起きやすい「小学生の友達関係」親はどうサポート?

まずやるべきは“通学路の下見”!

入学前にまずチェックしておきたいのは、子供が毎日通う通学路。地図上でのルート確認だけでなく、「親子での下見がマスト!」と舟生さん。大人からすると何でもない道でも、子供にとっては危険がいっぱい…ということも。具体的に親子で下見をする際は、どんなところをチェックすればよいのでしょうか?

「子供にとって危険な場所とは、“何かあっても周りの人に助けてもらえない”場所。交通量の多いところはもちろん、一見、安全そうな住宅街でも昼間は一切ひと気がなくなるような場所は注意が必要です。ほかにも、池や川など水場が近い場所、街灯が少ない場所、子供が気にかけてもらいにくい繁華街も確認しておきましょう」

下見では、子供に考えさせることが最大の目的

「子供は一方的に言われたことはすぐに忘れてしまいます。だから、下見の際は子供にも一緒に考えてもらう工夫が必要です。例えば、『怖いと思うようなところがあったら教えてね』などと言って、お子さんが『ここは危ない』と自分から言えるかどうか様子をみてみましょう。自分から気付くのが難しそうであれば、『ここはずっと街灯がなくて暗いよね…』などと、手助けしてあげるようにするといいですね」

親子でもしもの時の対応を確認しておく

危険な場所のチェックとあわせてもうひとつ、通学路の下見の際にやっておきたいのが、いざという時の対処法。

実際に通学路上で危険を感じた時に、どこに助けを求めるかを一緒に考えておくことも大事です。駆け込みやすい場所としては、交番や商店、公民館や郵便局などの公的な施設、24時間営業のコンビニやファミレスなどがあります。また“こども110番”に登録している家なども助けてもらいやすい場所として確認しておくといいでしょう」

「その際に大事なのは、ダメだった場合の二の手、三の手を考えておくことです。もし決めていた商店が閉まっていたら、子供はどうしたらいいかわからずパニックを起こしてしまいます。そうならないためにも、ここがダメだったらあっち、それがダメなら少し通学路から外れてもあそこに行く…などと複数の対処法を決めておきましょう

「あわせて何かあった時の連絡先を子供に教えたり、メモを持たせておくといいですね。それもひとつではなく、両親の携帯やおじいちゃん、おばあちゃんの家のもの、仲のいいお友達のお母さんのものなど、複数用意しておくことがポイントです

普段から情報収集やネットワーク作りを

子供側の準備とあわせて、親として確認や準備しておきたいことも。

「最初は集団登校の学校も多いと思いますが、自分の子供がどこまで友達と一緒で、どこから一人になるのかは必ず確認しておきましょう。遅くなる場合は、そこまで迎えに出るなどと約束しておくといいと思います」

最近は自治体が不審者の目撃情報などをメールなどで発信しています。そういった情報に関心を持ち、普段からまめに情報を収集しておくようにするといいですね。そうすれば、不審者情報が多いときに親同士で協力して登下校をサポートするなど、早めの対応をとることも可能です。何かあった時に協力できるように学校や親同士のネットワークを築いておくことも重要ですね

持たせておくと安心な防犯グッズ

あわせて、通学時に子供に持たせておくと安心な防犯グッズについても教えてもらいました。

●防犯ブザー
「最近はほとんどの小学生が持っています。でも本当に大事なのはいざという時に使えるかどうか。すぐに鳴らせるところに付けているか、きちんと鳴らして止められるか、電池が切れたり故障したりしていないかなど、親が定期的に確認してあげましょう」

●通報や位置確認機能付きのキッズ携帯
「周りに人がいる時は防犯ブザーが有効ですが、そうでない場合でも安心なのがキッズ携帯。位置情報確認機能は、塾や習いごとで帰りが遅い時に迎えに行くのにも便利です。人の少ないところを歩くときは手に持って…など使う際の約束ごとも確認しておきましょう」

●ココセコム
「携帯電話の持ち込み禁止の学校も多いので、そういった時に便利なのがセコムの位置情報提供サービス『ココセコム』。通話はできませんが、通報と位置確認機能が付いているだけの専用機なので、特に低学年の防犯対策におすすめ。通報時、親が対応できない場合には、セコムのスタッフが現地に駆け付けてくれます」

また、防犯ではありませんが、事故防止のためにカバンや上着、くつなどにリフレクターを付けておくと安心とのことです

カギの持ち歩き&一人で留守番する際の注意点は?

また、小学生になると帰宅後に子供ひとりで留守番をさせるような機会も増えそう。そんな時の注意点とは?

一番注意すべきは、家に入る瞬間です。玄関前でもたもたせずにサッとカギを取り出し、開けて中に入れるようにしておきましょう。その際、周りを見渡して怪しい人がいないかを確認することを習慣に。中に入る時は『ただいま』と言うなどひとりと思わせない工夫をするといいですね。すぐにカギを閉め、知らない人が来ても絶対にカギを開けない、むやみに窓を開けないなどを確認しておくことも大切です

家のカギを子供に持たせる場合は、紐などでズボンなどに留め、さらにポケットに入れるのがおすすめ。かばんにぶら下げたり、上着に入れたりしている子も多いようですが、できるだけ目につきにくく、落としにくいところに身に付けるのが理想的です

ひとりで留守番をさせるときの対応については、親子できちんとルールを決めておくことが大事。電話やインターフォンが鳴った時にどうするかも決めておきましょう。

防犯で一番大切なのは、親子のコミュニケーション

様々な防犯対策について教えていただきましたが、舟生さん曰く「小学生の防犯対策で一番大事なことは親子のコミュニケーション」なのだとか。

「子供のことを何でも知っていると思い込まず、日々のコミュニケーションを大切にしてください。子供が誰と仲が良くて、どんなところで遊んでいるのか。そういうことを把握していないと、いざという時にどこに探しに行けばいいのかもわかりません

「それと同時にお子さんが親に何でも話せる関係を築いておくことも大切です。普段から子供の話にきちんと耳を傾け、帰った後に『今日はどうだった?』などとその日の出来事を話す時間を取る習慣をつけましょう」

「そうすることで、ちょっと危ないなと思ったり怖い目にあったりした時も、子供が気軽に相談でき、親も早めに対策を取ることができようになるのです。子供の世界が大きく変わる時期だからこそ、子供の状況を把握しつつ、見守っていくことを忘れないでください

防犯のために一番大事なのは親子の会話。子供をよく理解して備えることが、子供の安全を守る一番の近道なんですね。

お話を聞いたのは…
舟生 岳夫さん
セコム株式会社 IS研究所 ソーシャルアフェアーズディビジョン リスクマネジメントグループ所属。「安心子育て応援サイト 子どもの安全ブログ」で子どもの安全に関するコラム記事などを執筆している。
安心子育て応援サイト 子どもの安全ブログ

ライター紹介
石橋 夏江
編集プロダクションverb所属。編集者・ライター。趣味は、旅行と写真とスキューバダイビング。プライベート旅でも、取材旅以上の分刻みスケジュールを組むため、友達がなかなか一緒に旅行に行ってくれないのが最近の悩み…。

※2016年3月にいこーよで公開された記事の再掲です。

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