「流れ星の正体は塵(ちり)」や「地球は大昔、真っ白な雪玉みたいになったことがある!」など、大人も意外な宇宙の不思議をイラストやクイズなどで楽しく紹介してくれる本「宇宙ってそういうことだったのか!図鑑(監修:縣(あがた)秀彦、発行:アスコム)を紹介します。
「おならの成分でできた雨が降る星がある」など意外な宇宙の秘密がわかる!
「太陽はじつは燃えていない」「もし100メートルの小惑星が東京駅に落下したら…」「宇宙服の一着あたりの値段は約10億円」など、大人が聞いても驚いてしまうような、宇宙に関するユニークなお話を小学生でもわかりやすく紹介しているのが「宇宙ってそういうことだったのか!図鑑」です。
1つの話題がひと見開きで紹介され、イラストや写真がふんだんに使われているので小学生にも内容がわかりやすくなっています。また「地球を直径1メートルのバランスボールに例えてみると…」など、身近なものに置き換えて解説してくれているので、宇宙の壮大なスケールの話でも子どもの頭に残りやすいのが特徴です。
クイズや簡単な実験で宇宙の仕組みを楽しみながら理解できる
本にある「ハナタカクイズ」のコーナーでは「三日月のことをフランスではなんと例えている?」や「火星まで有人飛行する場合、どれくらい時間がかかる?」などのクイズが掲載。なかには大人も知らない問題もありますが、どれも三択問題になっているので子どもと一緒に気軽に楽しめます。
また、「やってみよう!」では「虹を作ってみよう」などの実験や「宇宙飛行士の試験問題に挑戦」といった、大気や宇宙に関する事柄を気軽に家や近所で体験できるような内容になっていて、遊びながら学べるようになっています。
「未来へいこーよ」スタッフの注目ポイント
空気がなかったり、星同士が何万光年も離れていたりと、宇宙にまつわるお話は、普段暮らしている身の回りの常識ととてもかけ離れています。いまだ多くのことが解明されていないからこそ、驚くことや知らなかったことに出会えて、好奇心をかきたてられる存在なのでしょう。
「宇宙ってそういうことだったのか!図鑑」では、そんな宇宙にまつわる不思議な話がたくさん入っていて、大人が読んでもおもしろい本です。子どもが読む場合は内容的には小学校高学年以上が最適。とはいえ、図やイラストがとてもわかりやすいので、子どもが「なんでお月様はずっとついてくるの?」など、宇宙や地球に関する疑問を投げかけてくるようになったら、その最初のステップとして読ませてみてもいいと感じました。
お子さんがまだ理解するのが難しい場合は、まずは大人が読んでみて、クイズや実験、「流星群を見る」などの体験を一緒に楽しんで、子どもの興味を伸ばしていくのがおすすめ。夏休みの自由研究のヒントにも役立ちそうな本です(KAZ)
宇宙ってそういうことだったのか!図鑑
本体1,320円(税込)、監修:縣秀彦、発行:アスコム
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