関本創 発明家

12歳の発明家が便利グッズで特許取得&商品化! 創造力を伸ばす鍵とは?

幼少期に見つけた「好き!」を追求して、ずば抜けた才能を開花させた若者にインタビューする人気企画「みらいのたまご」。その卓越した能力で天才・奇才とも呼ばれる人たちが、どのような幼少期を過ごしてその芽を伸ばしているのか秘密を探ります。

関本創 発明家今回取材したのは、福島県在住の中学1年生で発明家の関本 創(せきもと あらた)くん。便利グッズの開発や本の出版など、小学生の頃からマルチな活躍を見せる創くんとお母様に取材し、多才な活動の裏側についてお話を聞きました。

人の役に立つものを作りたい!

ドライヘルパー 便利グッズ ※店舗により取り扱い状況、在庫状況が異なります

未来:今年100円ショップ「Can★Do」から販売された「ドライヘルパー」が話題ですが、この商品を開発された経緯を教えてください。

これは小学3年生のときに、夏休みの宿題で発明に挑戦したのが始まりです。もともと工作やモノづくりが好きで、せっかくなら誰かの役に立つものを作りたいと思いました。お母さんになにか困っていることはないか聞いてみたら、洗濯でバスタオルの乾きが遅いことが悩みだと言っていて…それで洗濯物が速く乾くアイテムを作ろうと考えました

未来:問題を解決するためのアイテムを作り出すというのは、まさに企業が行う商品開発と同じですよね。ドライヘルパーは洗濯物に空洞を作って空気の通りを良くするアイテムですが、このアイデアはすぐに思いついたんですか?

風通しを良くすれば速く乾くだろうというのはすぐに思いつきましたが、それを実現するのは難しかったです。最初はペットボトルの両端をカットしたものに切り込みを入れてハンガーにはめたり、子どもが水遊びのときに腕に着けるアームリングを使ったりしたのですが、どれもかさばってしまうというのが課題でした。
ドライヘルパー 発明取り外しができて未使用時にかさばらない形にしたくて、いくつか試作品を作り今の形に辿り着きました。

未来:たしかにこのドライヘルパーは、収納にも便利なのが魅力ですよね。夏休みの自由工作として作ったこのアイテムで、特許をとろうと思ったのはなぜですか?

夏休みに1カ月かけて試行錯誤しながら作ったものということもあり、記念になればと両親が勧めてくれました。それ以前に新聞で、小学生が発明した作品(作った発明品)で特許をとったという記事を読んだことがあり、自分も挑戦してみたいと思いました。

未来:その後、さまざまな改良を重ねて「物干し補助具」の特許を取得されたそうですが、こうして実用化されているのは本当にすごいです!

洗濯の悩みを抱えていたお母さんが、今も実際に使ってくれているのでうれしいです。同じ悩みを抱えているたくさんの人に使ってもらえたら、さらにうれしいですね。

未来:創くんは他にもさまざまな商品を制作、販売されていますよね。商品開発やモノづくりは、どんなところが楽しいですか?

頭の中にイメージしたものを形にしていく作業です。家にあるもので使えそうなものを探して、どうやって問題を解決できるかを考えたりしているときが楽しいです

未来:「創」というお名前の通り、自分で考えて何かを新しく創り出すことが好きなんですね。今はどんなものを作っているんですか?

現在はネットショップで、大好きな妖怪をモチーフにしたオリジナルグッズをメインに販売しています。
アマビエキーホルダー未来:昨年は、疫病退散の力を持つとされる妖怪「アマビエ」を描いたキーホルダーを販売し、その売上げで購入したマスクを地元の医師会や保健所に寄付されたと伺いました。

その頃、新型コロナウイルスの感染拡大で注目を集めた「アマビエ」のイラストをSNS上に投稿する「アマビエチャレンジ」が話題で、イラストを描いてほしいと頼まれたのがきっかけでした。そのイラストをキーホルダーにして、なかなか会えなくなってしまった祖父母に送ったら、ほかにも欲しいと言ってくれる人がたくさんいたので販売し、収益金の一部でマスクを購入して会津若松市の医師会と保健所に寄付しました

未来:なぜマスクを寄付しようと思ったのですか?

やはり人の役に立ちたいからです。医療関係者の方々はきっと大変な思いをしているはずなので、少しでもなにか役に立てればと思いマスクを寄付しました

未来:創くんの活動の根幹には、「人の役に立ちたい」という思いが強くあるんですね。素晴らしいです! ほかにこれから作ってみたいものはありますか?

オリジナルのボードゲームを作ってみたいです。弟がオセロや麻雀などボードゲームが大好きなので、家族みんなで遊べるゲームを作ってあげたいです。

次のページ>弟のために作ったオリジナル本を出版!

SHARE ON
Facebook
Twitter
2013年に長女、2015年に長男を出産し、育児に奮闘する日々。家の中にいるのは苦手で、新しい場所やモノが大好きな「THEミーハー」体質。子どもたちにもさまざまな経験をさせるべく、家族のおでかけや遊びの計画をたてるのが日課。趣味は読書、ドライブ、DIY、ヨガ、お酒、シートマスク検証、写真撮影。

RELATED ARTICLEあなたにおすすめの記事

  1. 【インタビュー】諦めない気持ちと親子の絆が起こした「奇跡」-前編-

  2. 【森のようちえん】遊具なしで遊ぶ!公園遊び5つの方法 雨の日もOK

  3. 中村元さん 水族館 水族館プロデューサー 水塊

    好奇心を育み、多様性を体験させる中村元さんの水族館の秘密指令とは 

  4. 本山勝寛 好奇心

    自ら学び続ける子どもになる! 社会を生き抜く「非認知能力」の育て方

  5. 【森のようちえん】園庭は海と山「海の保育園」の魅力と伸びる力・カリキュラム(神奈川県逗子市「うみのこ」)

  6. 幼児期からのSTEAM教育が大人気! インターナショナルスクールの挑戦とは?

  1. 親の「褒め方」で子供は変わる! 年齢別のコツ&正しい叱り方も

    2021.06.18

  2. 図鑑博士が教える幼児から小学生向けおすすめ「動物図鑑」5選

    2021.06.18

  3. 子どもを片付け上手にするテクニックや声かけとは?

    2021.06.17

  4. 自宅ですぐにできる!年齢別おすすめ水遊び

    2021.06.17

  5. 正しいお箸の持ち方を子どもに身につけさせる方法

    2021.06.17

  1. 子どもが泳げるようになる方法! 水嫌い克服や教え方も伝授!

  2. OQTA スマホ 鳩時計

    スマホで「想いを送る」鳩時計は親子関係にどんな影響を与えた?

  3. 新じゃがで絶品!子どもと6月の手仕事「芋もち」のレシピとポイント

  4. 幼児や小学生が残酷な行動をするのはなぜ? 理由&親のとらえ方も…

  5. 本山勝寛 好奇心

    自ら学び続ける子どもになる! 社会を生き抜く「非認知能力」の育…

みらいこSNSをフォロー