「免疫レンジャー!」は、ウイルスなどの病原体と体内の免疫たちとの戦いを再現した1~4人で遊べる協力型カードゲームです。状況判断力や先読み力が養えるだけでなく、体内の免疫に対する知識も身に着く「免疫レンジャー」の魅力を、登場するカードや実際のプレイレポートを通して紹介します。(タンキュー株式会社から商品提供いただきました)
「免疫レンジャー!」とは?
インフルエンザやポリオウイルス、結核菌、新型ウイルスなど、自分の体に襲いかかってくる病原体を、免疫の力である「免疫レンジャー」を使って撃退するゲームです。病原体や免疫の特徴をイラスト化し、子どもに親しみやすいデザインのカードゲームになっているので大人と子どもが一緒に遊べます。
バトルの基本ルールは、病原体カードの攻撃力を「手札を出せる枚数」以内で手札を出して、相手の攻撃力以上になれば勝利。倒した場合はカードを1枚補充でき、倒せなかった場合はライフが1つ減ります(初期値は3)。最後の病原体カードとの戦いが終わった時点でライフが0になっていなかったらプレイヤーの勝利です。
カードは大きく分けて「病原体カード」と「免疫レンジャー」の2種類があります。とくに「免疫レンジャー」にある特殊な効果を持つカードを上手に使い分けていくのが重要です。まずは、それぞれの特徴を紹介しましょう。
病原体カード
病原体カードには「ウイルス」と「病原菌」があります。ウイルスは鼻風邪の原因となる「ライノウイルス」や、おたふく風邪の原因「ムンプスウイルス」、突然変異した「新型ウイルス」など5種類。病原菌は肺炎球菌と結核菌があります。
左上の数字は病原体の強さ(攻撃力)で、同じ種類でも強さが違うことがあります。右上の数字はタイムリミットで、この数字の枚数まで免疫レンジャーが使えます。空白のカードもあり、そのほかの病原体をデザインして追加することもできます。
免疫レンジャー
体の免疫をキャラクター化した「免疫レンジャー」には、「白の自然免疫」と「赤の獲得免疫」の2種類があります。「白の自然免疫」の好中球やナチュラルキラー細胞は、特殊効果がないものの序盤の病原体との戦いで役に立ちます。樹状細胞やマクロファージは戦闘能力は低めですが免疫カードを3枚引けるほか「抗原提示」効果で「赤の獲得免疫」のカードが出せるようになります。
B細胞やキラーT細胞のように「赤い獲得免疫」カードには攻撃力が2つあるものがあり、一度でも倒した病原体には赤い枠の攻撃力が適用されます。とくにB細胞は一度倒した種類の病原体には攻撃力が10,000と高く、主力になります。キラーT細胞は倒したことがない病原体が相手でも、ある程度戦力になるのが強み。ヘルパーT細胞は、自分自身には攻撃力はありませんが「すべての免疫レンジャーの攻撃力を2倍にする」効果を持ち、ほかのカードと組み合わせて使うことで真価を発揮します。
そのほか「白い自然免疫」には「ワクチン」や「抗生物質」などの医療手段、「発熱」「休息」「手洗いうがい」といったカードも用意。どれも使いどころが重要になってくるカードです。