弟のために本を自費出版!
未来:弟さんのために作ったものでいうと、本の出版も弟さんがきっかけだったとか。
弟の誕生日プレゼントに「大好きな妖怪と恐竜が戦っている本が欲しい」とリクエストされたのがきっかけでした。妖怪や恐竜がそれぞれに戦っている本はあっても「妖怪VS恐竜」の本はそれまで見たことがなかったので、弟のためにオリジナルの本を作ることにしました。もともと絵を描くことが好きだったので、楽しかったです。
未来:これも今までなかったものを自ら創り出したんですね。ただ描いたものをホッチキスなどでとめて製本するのではなく、それを出版しようという発想がすごいですよね。
僕も弟も、もともと本が大好きなんですよ。誕生日プレゼントとして時間をかけて作ったので、画用紙などではなく本格的なものにしたいと思いお母さんに相談しました。それで印刷屋さんにお願いして作ることにしました。
未来:出来上がった本をプレゼントしたときの弟さんの反応は?
「すごーい!」と喜んでくれました。今も大切にしてくれています。そこから本を作る楽しさにハマり、これまで5冊の本を自費出版しました。
未来:喜んでくれる人がいるというのも、創くんの活動の原動力になっているんでしょうね。自費出版の場合、編集などもすべて自分でされているんですか? 大変では?
iPadでイラストを描いて、妖怪のことを調べながら内容などを考えています。素人なので間違ったりしていることもあると思いますが、本作りは楽しいです。講談社さんで出版したときには、僕の本を作るために何人もの人が協力してくれて、本を作る過程なども知れたのでうれしかったです。
未来:「小学5年生がかいた ざんねん いがい ゆかいな 妖怪事典」ですね。お馴染みの妖怪からマニアックなものまで、さまざまな妖怪の情報が満載で人気ですよね。創くんは妖怪博士としても知られていますが、妖怪の魅力はなんですか?
僕が感じる妖怪の魅力は、「わからないこと」が多いという点です。昆虫など生態がはっきり知られているものと違って、妖怪は未知の部分が多いので、いろいろと調べたりするのが楽しいです。
未来:なるほど、未知な領域が多いからこそ、自ら新しいことを考えるのが好きな創くんの創造力を刺激するのですね! 妖怪のことはどうやって調べているんですか?
自分が持っている本で調べることがほとんどです。自宅には、妖怪の本だけでも現在250冊くらいの本があります。
未来:250冊! すごいですね。その本はお母様が買ってくれるんですか?
はい、本が大好きで欲しい本があるとすぐお母さんに伝えています。これまで読みたいと思った本はすべて読ませてもらっています。
未来:もともと本が大好きということですが、お母様が小さな頃から読み聞かせなどをたくさんされていたんでしょうか?
(お母様)そうですね、小さな頃はお気に入りの本があれば10回でも20回でも読んでと言ってくるような子でした。たくさん読み聞かせをしているうちに本人が自然と文字を覚えて、幼稚園に入る頃にはひらがなもカタカナも読み書きができていました。
未来:それはすごい! 自分で文字が読めるようになれば、自分で好きなときに好きな本が読めるのでどんどん世界が広がりますよね。
(お母様)はい、なので私が子どもに本の読み聞かせをするのは、幼稚園に入る前に終わっていたような気がします。私はいわゆる「教育ママ」ではなく、文字を覚えさせようと意識していたわけでもないのですが、たくさん本を読んでいる間に本人が自然と覚えていた印象です。
未来:かなりたくさんの本をお持ちですよね。やはり本は意識して買い与えられていたんですか?
(お母様)本人が興味のあることはやらせてあげたいという思いがあって、欲しがる本は揃えていましたね。恐竜だったり妖怪だったり、その時々で興味の対象にブームがあるのですが、それこそハマったものに関しては何十冊も本を準備しました。
たとえば恐竜にハマったときに恐竜の本を買うとしたら、私としては2~3冊あればいいんじゃないかと思っていたんですが、本によって書いてある内容が違うこともあるから10冊、20冊読まないと理解できないと創に言われたんですよね。そのときに、それだけ熱中できるものがあるのはすごいことだし、単純に羨ましいと思いました。だから、好きなことはできる限り追究してほしいと思っています。
未来:興味のあるものをとことん追究できる環境があったからこそ、現在の創造力に繋がっているような気がします!







