「SDGsってなに?」が解消! 子どもと遊んで「できること」を考えるカードゲーム

「逆にアンサステナブルで賞」は誰のアイデアに?

選考にあたり、チャットに書かれた内容を見ながら、気になるところは書いた人に質問していきます。短時間でチャットに打ち込んでいるので、言葉足らずだったり、ふんわりしたアイデアがそのまま入っていたりして、ツッコミがいがあります(笑)。チャットなので振り返りながらアイデアを確認しやすいところも、このゲームがオンラインで遊びやすい理由のひとつですね。

そのなかで僕が選んだのは「夫婦だけの貸し切りライブ(高橋さん)」! その理由としては「夫婦で音楽の趣味が違う(我が家がそう)と、内容的につらいものになるかも」でした。賞をもらった人はそのアイデアの「サステナブル」なところと「アンサステナブル」なところを説明します。今回は高橋さんに説明していただきました。

■ここがサステナブル(持続可能)!
このアイデアは「僕の家庭だったら」で考えると、すごい特別な時間になると思うんですよ。倦怠期になっていても『なんかちょっと新婚時代を思い出したね』と、夫婦関係が持続可能になりそうですよね。コロナ禍でライブハウスなどは逆に借りやすいでしょうし、プレミアムな値段でできるともしかしたら新しいライブ商品になるかも!
■ここがアンサステナブル(持続しにくい)
貸し切りライブやってくれるくらいのミュージシャンの人って、あまり人気がない人たちかも…(笑)。そういう意味で「売れる商品」にする難しさはありそうです。また、Kさんが指摘したように夫婦によってはプレゼントしたら相手が喜ばなかったということは考えられそうですよね。

サステナブルなことって身近にある

ここまでが1回のゲームの流れです。賞をもらった人が1ポイントとなり、賞を決める親を参加者全員が行った時点で、最もポイントが多い人が勝利となります。しかし、高橋さんによると、このゲームの目的は違うところにあるようです。

「SDGsという言葉を聞いたときに、僕も最初は『地球を救う壮大な話なのかな? そんなの無理じゃん…』と思ったんですけど、ゲーム化にあたって金丸さんや専門家の方に話を聞くと『まずやれることやろうよ』『目の前の人と仲良くしようよ』とスモールスタート、スモールステップでいいことに気づいたんです。このゲームのように『なんでもいいからアイデアを出してみよう』と、おもしろいことや笑えることからやっていくと、実はサステナブルにつながっていくのをゲームを通して伝えたかったんです」

例えばお父さんがすごくがんばって働くのは、家庭を「サステナブル(持続可能)」にするため。でも働きすぎてしまうと夫婦間や子どもと過ごせなくなって『アンサステナブル(持続不可能)』になってしまいます。どんなことも一方向だけ突き進んでしまうと、バランスが取れなくなる。「社会や経済や環境の全体のバランスを、身の回りのことから考えていくことがサステナブルの本質につながるのです」と高橋さんが教えてくれました。

「かけアイ サステナブル」の推奨年齢は10歳以上となっていますが、子どもと遊ぶときのコツを「かけアイ サステナブル」を高橋さんと一緒に開発した金丸さんに答えていただきました。

「発売時に実際にテストプレイをしてみたのですが、じつは子どものほうが大人が思いもよらないような斬新なアイデアが出るのがおもしろいところです(笑)。子どもの年齢が低くてお題の内容が難しいと感じたら簡単なものを選んでもいいですし、わからないなりに大人が意味を教えてあげると発想を広げてくれますよ。物事を多面的に見たり考えたりする練習になると思うので、トレーニングのように短時間で気楽にやっていただきたいです。ゲームを体験した子どもが、広い心と柔軟な思考を持った人間になって将来サステナブルなことを実現できるようになってほしいですね」。

そのほか注目してほしいところとして高橋さんは「みんなでアイデアを出し合ったあとに引く『賞カード』」を挙げています。

「賞カードは『儲かるビジネスにつながりそうで賞』や『スケールでかすぎで賞』『深い意味がありそうで賞』など、いろいろな内容があって、適当に思いついたアイデアでも賞と合っていればポイントがもらえる。いいアイデアであれば勝てるというわけではないゲーム性なんです。だから子どもでも優勝するチャンスがありますよ!」

現在は注文販売で入手可能

実際に遊んでみると「かけアイ サステナブル」はオンラインでみんながSDGsについて楽しく考えられるカードゲームでした。ある程度の年齢であれば遊べますし、1人が持っていれば、オンラインでたくさんの人と同時に遊べるというのも魅力。数量限定の商品のため、現在は公式サイトからお問合せを送る形での販売となっています。

SEE THE SUN公式サイト

メールでの問い合わせ:info@kake-ai.com

また、記事に登場していただいた金丸さんと高橋さんによる「かけアイ サステナブル」を使った「アイデア発想、新規企画立案」などのオフィシャルワークショップや研修も実施しています。こちらも公式サイトの「お問い合わせ」か info@seethesun.jp にメールでご連絡ください。

大人と子どもが家で過ごす機会が増えている昨今、一緒に「かけアイ サステナブル」で遊びながら多面的なモノの見方を磨きつつ、今できるサステナブルなことを考えてみてはいかがでしょうか?

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6歳の息子と2歳下の妻と暮らすパパで、息子が成長していくにつれて「育児が最高におもしろい!」と気づいて、某ゲーム雑誌編集部からアクトインディに入社。発達がゆっくりな息子と向き合いながら、毎日笑いの絶えない生活を送る。子育て以外ではゲームとお酒が好き。息子の影響で鉄道にも詳しくなった。

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