子どもの寝かしつけに苦労しているママパパは多いはず。なかなか寝てくれないどころか、布団に行きたがらないことも日常茶飯事では? そこで今回は、子どもの寝かし付けに悩んでいる編集部員が、最新の寝かしつけグッズを本気で試してみました。実際の効果はいかほどに…。
選んだのは「動く絵本を天井に映すプロジェクター」
ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズDream Switch(ドリームスイッチ)
今回試してみたのは、2017年11月にセガトイズから発売された「ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズ Dream Switch(ドリームスイッチ)」。簡単にいうと、寝室の天井にディズニーの物語を映しだす絵本プロジェクターです。
この商品を選んだ理由は、「最近発売されたばかりであること」「子どもがディズニー好きであること」「寝室にスムーズに子どもが来るようにさせたいこと」の3つです。
商品の開発意図を見ても「忙しくてなかなか時間がとれない」「疲れていて絵本を読むのがしんどい」「絵本を読む際に部屋の明かりで子どもの目が冴えてしまう」といったパパママの悩みを解消するために開発されたとあって、ぴったりな気がします!
イメージ画像を見ても、絵本の物語が天井に映し出されるので、電気を消して暗くした寝室に寝そべりながらディズニーの物語を楽しめそうです。
「ミッキー」から「アナ雪」まで豊富なラインナップ
「ドリームスイッチ」には、ディズニーの絵本30冊分の物語が楽しめるほか、知育コンテンツなども搭載されています。簡単にいくつか特徴をまとめました。
ディズニーゴールド絵本30冊分の物語を内蔵
講談社の「ディズニーゴールド絵本シリーズ」30冊分を搭載。「ピーター・パン」などのクラシック作品から、「アナと雪の女王」など近年のヒット作品まで、子どもから大人まで楽しめる作品が収録されています。
ゆっくりと動く絵本&選択可能な音声モード
物語はフルアニメーションではなく、キャラクターや背景が眠りを誘う絶妙なスピードで動きながら展開されます。
BGMにあわせて耳に心地よく響くナレーターの音声も収録されているので、ストーリーを楽しみつつ自然に眠りにつく準備が整います。音声をオフにして字幕モードにすれば、親自身の声で読み聞かせをすることもできます。
ミッキーマウスとの約束で自主性UP!
約10分間の物語の前後には、ミッキーマウスが登場。「今日はどんな夢がみられるかな」「さぁ、目をつむってみて。おやすみなさい」など、ミッキーマウスが子どもと約束をする仕掛けになっていて、子どもが自ら寝ようとする自主性を促します。
学べる知育コンテンツも!
そのほか、ディズニーのキャラクター探したり、ヒツジを数えたり、ひらがなやアルファベットが学べる知育コンテンツもあります。計50種類のコンテンツがあり、毎日飽きることなく楽しめます。
実際に自宅で使ってみた!
いろいろ特徴がわかったところで、早速自宅で実践です! 夜になってもなかなか寝たがらず、毎晩のように「早く寝なさいっ!」と叱られている2歳&4歳の子どもたちを相手に、ドリームスイッチは効果を発揮するのか!? 親子で楽しく(叱ることなく)眠りにつけるのか…いざ検証スタート!
セットは簡単で、プロジェクターを置く台座にプロジェクター本体を乗せて、コンセントを入れるだけ。リモコンもあり、寝ながら操作できるのは非常に便利です。また、プロジェクターは、台座の上で使用シーンに合わせて角度調整ができるので、天井でも壁でもOKです。
投影スタート!
まずは子どもたちが大好きな「トイ・ストーリー」の物語を選んで、検証開始です。いつもは寝るだけの寝室の天井に、映画館のように映し出されたスクリーンを見て、子どもたちは大興奮! 眠るどころか、天井をタッチしようとベッドの上で飛び跳ねています(笑)。
「大好きなキャラクターに興奮して、やっぱり寝ないのでは…!?」と、心配しながら見守っていると、座ったり立ったりしているより、仰向けに寝転んで見た方がラクだと気が付いた娘が寝転び始めました。まだそれに気が付かない2歳児は、座ったまま天井を見上げて一生懸命キャラクターを指差しています(笑)。
そのうち、「ベッドにコロンして見てごらん。見やすいよ!」とお姉ちゃんに教えてもらった息子も寝転び、ゆっくりと物語を鑑賞し始めます。
普段は布団に入ってもすぐ起き上がり、”横になっている”ことができずに叱られている息子にとっては、この「暗い部屋で寝転んでいる」ということが大きなポイントになりました。
ウソみたいに開始30分でグッスリ!
しばらく一緒に横になって物語を楽しんでいるうちに、気付けば子どもたちはウソみたいに夢の中へ…。初日は、投影開始から30分後には2人とも寝ていました。これまで寝かし付けに1〜2時間かかっていた子どもたちが本当に早く寝るなんて、正直予想外で驚きと感動でいっぱいです!
おやすみ前の親子時間が劇的に変化!
さらに、翌日からは映像見たさに歯磨きやトイレなど就寝前の支度からベッドに入るまでの時間もスムーズに。「早くしなさいっ!」と叱ることなく、おやすみ前の時間を過ごせるので、親のストレスも全然違います。
飽きっぽい我が家の子どもたちですが、現状使って2週間は飽きることなく毎日おやすみ前の時間を楽しんでいます。記事を書きながら通販の広告じゃないかと思ってしまうぐらいできすぎの検証結果に、試した側も驚きですが、実際にもはや手放せない貴重なアイテムになっています!
使ってわかった2つのおすすめポイント
「寝かし付け」によるストレスがなくなって、早くも我が家にとってなくてはならない存在となった「ドリームスイッチ」。今回実際に使ってみて驚いたオススメのポイントを2つ紹介します。
まず一つは、部屋を真っ暗にしなくてもスクリーンがはっきり投影されることです。小さな子どもは部屋を真っ暗にして寝るのを怖がるので、就寝時にオレンジ色の微光をつけている家庭も多いのでは?
「ドリームスイッチ」の投影範囲は約幅1×高さ1m(字幕モードで使用し、投影距離が約2mの場合)なので、照明などがスクリーンを邪魔する心配はありません。部屋を真っ暗にすることなく、はっきりとスクリーンを映し出せるのはうれしいですね。
もう一つは、台座に乗せるプロジェクターの角度によって、映し出す場所を自由自在に調整できることです。映す場所を変えたい場合でも、ずっとプロジェクターを持っている必要はありません。写真のように壁に映すなど、たまに子どもの手の届く範囲に映したりして楽しめます。
「子どもがなかなか寝ない」というストレスがなくなるだけでなく、一日の終わりに親子でスキンシップをとりながら一緒に楽しめるのが最大の魅力。唯一欠点を挙げるとすれば、ドリームスイッチを使ったラクな「寝かし付け」に慣れると、ほかの絵本を読み聞かせるのが面倒になってしまうことですね(笑)。ぜひ記事を参考に、試してみてくださいね。
(c)Disney
(c)Disney. Based on the”Winnie the Pooh”works by A.A.Milne and E.H.Shepard.
(c)Disney/Pixar
■ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズDream Switch(ドリームスイッチ)
対象年齢:3才以上
希望小売価格: 14,800円(税別)
製造・販売元:株式会社セガトイズ
※2017年11月にいこーよで公開された記事の再掲です。
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