【注目の新刊】思春期最大の悩み「友だち関係」を齋藤孝先生がやさしく解決

子どもの成長や子育てに役立つ本を厳選して紹介します。今回は「友だちってなんだろう?(齋藤孝、発行・誠文堂新光社)」です。

ストレスのない友だち関係を築ける本

中学生や高校生に向けた「友だちに関する不安や悩みを減らし、ストレスのない友だち関係を築けるようになる」ための本です。思春期は「友だち関係がうまくいかないこと」で悩むことが多くなる時期。著者の齋藤孝さんが強く伝えたいのは「複雑に思える『友だち問題』も、一歩離れてみるとじつはシンプルだ」ということです。

複雑に思える事柄を整理して、冷静にものごとをとらえるようになるには、まず言葉の定義をはっきりすること。そこでタイトルでもある「友だちってなんだろう?」という問いに齋藤孝さんは「友だちとは、一緒にいて楽しくて、笑顔になれる、元気になれる存在である」と定義しています。

友だちづきあいを無敵にする3つの力

この本では「友だちとは?」の定義に加えて、「友だちづきあいを無敵にする3つの力」として「気の合う友だちをつくる」力、「気の合わない相手ともうまくつきあう」力、「ひとりを楽しめる」力を挙げています。

それぞれ「気持ちの通じ合う相手と、濃い友だち関係を築くこと」と「友だちになれそうにもない人とも、おだやかな関係を築くこと」、さらに「ひとりの時間を楽しむことで自己肯定感が湧き、自分に自信を持つこと」の大切さを解説。その中で「友だちとは何か?」「どうすればよい友だち関係を築けるか?」「友だち関係の本質とは?」が明らかになっていきます。

「未来へいこーよ」スタッフの注目ポイント

十代に向けて書かれた本ですが、小学校高学年や大人にもおすすめの本です。「ひとりの時間を好きになる」や「相手の好きを否定しない」など、自分の人生の中でおぼろげながらにつかんできた「生きるための教訓」が、齋藤孝さんのわかりやすい言葉で解説されていて、答え合わせになったり、新しい発見に驚いたりしながら一気に読みました。

思春期のときに読んでいたら、きっと著者の齋藤孝さんが自分のよき理解者として寄り添ってくれる友人のように感じられるはず。大きめの文字で、伝わりやすい言葉を選び、全体のボリュームも少なめなのに読み応えがしっかりという、十代が読みやすい構成になっています。

巻末付録の「『心の距離』を縮めるための7つの作法」はソーシャル・ディスタンスな時代のコミュニケーションについて語っていて大人も参考になる内容です。子どもに買ってあげた人もここだけは借りて読むといいでしょう。

「小学生のときはすぐに友だちができたのに、大人になると友だちって少なくなったなあ」ということを思っていたのですが、その答えもこの本にありました。大人になっても何回も読み直したくなる「人生の友」になる本です(KAZ)。

友だちってなんだろう?
本体1300円(税抜) ISBN:978-4-416-52092-5
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