徒歩5分が30分に…子どもが歩くようになってわかった「成長と悩み」

子どもは小さな「初めて」をたくさん経験して成長していきます。これは、発達がゆっくりな5歳の息子がいるパパが、息子との「初めての体験」から得た感動や小さな成長を見つけていくお話です。今回は「歩く」がテーマです。

駅まで徒歩5分なのに30分かかる理由

息子が初めて「つたい歩き」ができるようになったのは10 カ月の頃です。さらに1歳5カ月になると自分の力で歩けるようになりました。これが初めて「歩いた」ときですね。

1歳当時。何かにつかまりながらちょっとだけ歩けました。

僕は、自分自身が歩けるようになったときのことはさすがに覚えていないのですが、歩けるようになると自分の世界が広がるというのは容易に想像がつきます。それまでは首を回せる範囲だったり、寝返りで行ける範囲だったのが精いっぱいですし、ベビーカーや抱っこ紐での移動は楽だけど自由が利かないです。つまり、歩いて自分の目で好きなところを見られるようになったのは、おそらく子どもにとっては革新的なできごとなんですね。

うちの息子も歩き始めた当初は、黙ってついてきてくれたのですが、徐々に自分が興味があるものが増えてきて、歩いていると寄り道ばかりするようになりました。自動販売機のボタンを押したり、公衆電話のボックスに入って電話を受話器を持ってみたり、道路に書かれている「とまれ」の文字を1文字ずつ指をさして読み上げたり、道端の石を拾って落としたり、葉っぱを拾って排水溝に入れたり…。歩いて5分の最寄り駅に着くまでに、だいたい30分はかかっていました(笑)。今思い返すと、毎回それにつきあうのも大変でしたね…。

とくに息子が気に入ったのは近所のスーパーです。ビールが整然と並んでいる様子が、息子が好きな「貨物列車のコンテナに見える」と気がついてから、売り場を眺めたりするのが好きになりました。長いときは20分以上見ていることも…。

ある2つのものから共通点を見つけ出せるというのは、好奇心や探求心につながっていいことですね。うちの息子はなんでも電車に結び付けるのがちょっと気になりますが、好きなものと結びつけることで興味を持つというのも、成長のきっかけのひとつでしょう。

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