一人でトイレができるようになる「トイトレ(トイレトレーニング)」は、幼児期にクリアしておきたい日常生活の基本です。発達障害の息子の場合、オムツではなく「おにいさんパンツ」を日中はいている状態まで5歳くらいまでかかっています。息子なりに少しずつ「できるようになっていく」過程を追いました。
トイトレは2歳からスタート
トイトレは、息子が2歳のときに「こどもちゃれんじ」のDVDで「トイトレ」をやっているのを見たのがきっかけで、補助便座を使って挑戦させてみました。最初は補助便座に座ることさえ嫌がっていたのですが、まずはウンチのタイミングでトイレに行かせることに。なぜかといえば息子の場合、オシッコと比べてウンチはあきらかに「きばった顔」をするからです(笑)。
たいがいはトイレまで間に合わなかったのですが、間に合わなくてもトイレまで行って出すことを繰り返していくうちに、出る前や出たあとに「ウンチ」と言えるようになってきました。2歳5カ月のときに、ようやくトイレでウンチが成功!
ウンチが出る感覚が自分でわかるようになって、出す前に大人に知らせて、トイレに行ってズボンを脱いで座るまで我慢できるようになった! これは大きな成長ですね。ここまで5カ月かかっていますが、本当の戦いはココからでした……。
憧れの「おにいさんパンツ」
オムツだと、オシッコは涼しい顔でしてしまうのがやっかい。そこでひとまず大人のほうから定期的に「トイレに行く?」と声をかけて、実際に連れていくことにしました。
布パンツもこのときから挑戦し始めました。「こどもちゃれんじ」のDVDで「おにいさんパンツ」と呼んでいたので、「おにいさんパンツ履くよー!」と言ったら喜んで履いてくれました。DVDを見ていた息子にとっては「おにいさんパンツ」は憧れのアイテムだったんですね。実際、布パンツのほうが快適ですし。
でも、履き始めたころはよくオシッコをもらしても、気づかずに遊んでいました。何度か漏らしていくうちに「パンツが濡れて気持ち悪いからオシッコをしてはいけない」というのが体でもわかったのでしょう。徐々に自分から「トイレに行く」と言うようになりました。しかし、その時点でちょっと漏らしちゃってます……うーん、惜しい(笑)!
でも、息子はちょっと出ちゃったときに「あ!」と思ってオシッコを止めているんです。気がついて止められるようになったというのは成長した証拠ですよね。