イレギュラーが苦手な発達障害の息子が不測の事態に対応できた秘策とは?

子どもは小さな「初めて」をたくさん経験して成長していきます。これは、発達がゆっくりな4歳の息子がいるパパが、息子との「初めての体験」から得た感動や小さな成長を見つけていくお話です。今回は「親子2人旅」がテーマです。

息子と2人だけで一泊二日の旅行に

息子が3歳6カ月のとき、初めて2人で一泊二日の旅行に行きました。「さいたま新都心駅の近くにあるホテルで一泊して、鉄道博物館で遊んで帰ってくる」というシンプルな日程です。妻がいないのは不安ですが、当時はすでに「ご飯を食べさせる」「お風呂に入れる」「着替えさせる」「トイレ」「寝かしつけ」を担当していたので、一泊二日ならできるかなと。忙しかった妻を休ませたいという目的もありましたが、息子と2人で旅行するって何かワクワクする感じがして楽しみにしていました。

号泣する息子を肩にかつぐ

初日は移動がメインなので、家でお昼を済ませてからのんびり出発。最寄り駅からさいたま新都心駅までは、電車を乗り継いで1時間ほどの距離です。

電車が大好きな息子は、滅多に乗らない京浜東北線に乗っただけで大興奮! さいたま新都心駅で降りて、周辺のショッピングモールなどを少し散策しました。

ホテルのチェックインの時間になったので駅の先にあるホテルに行こうとしたら、改札口で息子が僕の手を強引に引っ張りました。「どこにいくの?」と聞いたら「おうちかえる」と(笑)。いつもならそれで正解なんですけど、今日は違います。

僕は「今日はホテルに泊まります」と言いましたが、息子はまったく理解できていないようです。手を引っ張ってみたものの、その場に座り込んで動こうとしません。自閉症スペクトラムの特性のひとつでもあるのですが、息子はこだわりが強くてイレギュラーなことが苦手です。いつもは遊びに行ったら家に帰っているので、このときは「電車に乗って家に帰ること」が息子にとっての唯一の選択肢だと思っているのです。

仕方がないので、息子を肩にかついでホテルまで行きます。息子は大号泣。でもホテルに入ると「いつもと違う雰囲気」を察して泣き止みました。チェックインして部屋まで連れて行き、窓辺に立たせてみると…。

ホテルからは、さいたま新都心駅を見下ろせます

窓の外には、さいたま新都心駅のホームと線路が! 息子にとっては最高の絶景です。もう一度「今日は、ここに泊まります」と言うと、息子は窓の外を見たまま「はーい!」といいお返事。発達がゆっくりな息子は言葉で説明するよりも、実際に行動や物を見せたほうが理解が早いです。

家族3人でホテル宿泊の経験はあるものの、慣れない場所で妻もいないのでしばらく泣くかと思いましたが、そんな心配はどこ吹く風。息子は窓の外をながめながら、持ってきたプラレールで2時間遊び倒しました。なんという適応力! 好きなものが目の前にあればそれでいいということかもしれませんけど……。

息子はとてもいい顔をして、窓の外を眺めて遊んでいるので、連れてきてよかったなあと思いながら、のんびりと遊んでいる様子を見守りました。これ以降おでかけでイレギュラーなことがあっても、受け入れてもらいやすくなった気がします。

部屋のシャワーでお風呂を済ませ、夕飯はホテル内にあるお店でラーメンと餃子を食べ、いつもの就寝時間に寝てくれました。驚くほど手がかからなかったです。

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