発達障害の息子を見守って気づいた「手をつなぐ」ことの成長

子どもは小さな「初めて」をたくさん経験して成長していきます。これは、発達がゆっくりな4歳の息子がいるパパが、息子との「初めての体験」から得た感動や小さな成長を見つけていくお話です。今回は「手をつなぐ」がテーマです。

本能でも「つながった」気持ちは本物

息子が生まれて数日後、ベビーベッドにいる息子の手のひらに人差し指を入れると、ギュッと握ってくれました。これが「息子が初めて僕と手をつないだ瞬間」です。じつは指をギュッと握るのは「把握反射」という本能的な行動で、自分の意思ではないんですよね。ということはわかっていても、指先に伝わるわずかな力と体温がじわじわと伝わってきて、なんだかすごく心が温かくなったのを覚えています。

スッと手を出すけどㇺッとしてる

2歳2カ月を過ぎると、息子と一緒に歩いて出かけるように。最初は息子の手を僕のほうから取って、手をつないで歩いていました。息子は手を上にあげるのが嫌なのか、行きたい方向に行けないからか、ちょっとイヤそうです(笑)。

玄関から出るたびに「お手てをギュッだよ」と言って、こちらから手を握っていたのですが、あるとき息子のほうから手をスッと出してくれました。僕もなるべく自然に手をつなぎながら、心の中で「おお! 成長だコレ!」と叫びました。これは「おでかけ=手をつなぐ」というルールを息子が理解して、しかもそれを自分から実行しようとした瞬間なんですよね。

感激しながらしばらく握って歩いてから顔を見ると、またちょっとイヤそうな顔をしてましたけど……(笑)。

自分で手を引くのは、自信の表れ

4歳になると、手をつないで歩いているときに目的地を言うと、知っている場所なら手を引っ張って案内してくれるようになりました。これは自分がその場所を知っていて、そこまでのルートを頭で組み立てて、しかも移動できる自信がないとできないこと。僕の手を引っ張る形ですが、もうほとんど「はじめてのおつかい」じゃないですか! 僕は目頭が熱くなって、息子に手を引かれてアパートから徒歩3分のスーパーに入り、アイスを買いました。

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