家事育児を「やりたい!」という気持ちがあっても、どこから手をつけていいかわからず、かえって妻に迷惑をかけてしまう…そんな経験はありませんか? ゼロからの家事育児を体験したパパが、失敗と試行錯誤を重ねながら「優しいパパ」になっていく様子を「易しく」紹介していきます。
いつの間にか家のどこに何があるか、わからなくなっていた
我が家では結婚してからしばらくの間、妻が専業主婦として家事を回していました。子どもが生まれてから妻の手が回らなくなってきたので、僕も家事育児を積極的にやりたいと思ったところ、あることに気がつきました。
食器や洗濯物を入れる場所、料理の手順にいたるまで家事全般が「妻のやり方」にカスタマイズされていて、どこに何があるかわからないのです。お茶碗が入っている引き出しは毎回間違え、洗濯物は違うところに服を入れてしまう始末…。これはまずい。
僕は家事や育児はサッカーやバスケットボールのようなチームスポーツに似ていると思っています。食事や掃除、洗濯、お風呂、寝かしつけなどがうまくできれば「1ゴール」、なんやかんや失敗すると「ゴールを奪われた」というイメージです。1日トータルで見て、うまくできたことが多ければ「勝った」といえますね。
それに当てはめると、当時の妻は1人で攻撃も守備もしていて、僕にまったくパスをしてくれない状態。というか、パスを受け取るべき場所に僕がいないので、妻のほうもパスが出しにくく、結局1人で全部やっちゃってるんです。これはまずい。なんとか自分でやれることを探さないと!