
全国の緊急事態宣言が解除され、熱中症に注意が必要な季節が到来。今年は新型コロナウイルスの対策をしながら、熱中症にも備える必要があります。
公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)は、スポーツ活動再開時の新型コロナウイルス感染症対策と熱中症予防について、気をつけたいポイントを公式サイトで公開しています。

JSPOでは、外出自粛の影響で体力の低下や暑さに慣れていないこと、マスクをつけてスポーツを行うと熱放散が妨げられることから、熱中症のリスクが高まるとして、「密集」「密室」「密接」の「3密」のほか、以下の3つのポイントに注意が必要としています。
スポーツ活動再開時に注意すべきポイント(要約)
(1) 体力低下と暑熱順化に配慮する
外出自粛の影響で体力が低下し、暑さに慣れていないことが想定されるため、無理な運動を避け、適度な休憩やこまめな水分補給を心がける。
(2) 日頃の体調管理と体調チェックを徹底する
体調が悪いと体温調節機能が低下し、熱中症につながるため、日頃から睡眠や食事を十分とり、生活リズムを整えるなど、しっかり体調を管理する。
(3) マスクを着用できない場合は周囲の人と距離を十分に空ける
スポーツ活動中もマスクの着用が望まれるが、呼吸しづらくなるので、運動強度を落とすなどの配慮をする。マスクが着用できないときは十分に距離をとる。
このほか、日本スポーツ協会やスポーツ庁などが作成したガイドラインも紹介しているので、あわせてチェックしましょう。
■スポーツ活動再開時の新型コロナウイルス感染症対策と熱中症予防について
https://www.japan-sports.or.jp/news/tabid92.html?itemid=4164
JSPOは、熱中症予防対策を徹底することは新型コロナの感染予防にもつながるとのこと。今年は、昨年以上に熱中症に気をつけながら、親子で運動を楽しみたいですね。