未就学児からの子どもがお手伝いをしたくなる方法!人気作家・辰巳渚さんが伝授

生活習慣
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子供はお母さんのお手伝いをするのが大好き。食器洗いは水遊びのような要素も相まって、「やりたい!」という気持ちが生まれやすいのではないでしょうか。ところが、食器が割れたり、あたりが水浸しになる可能性もあり、親としてはちょっとドキドキ…。そこで、初めての食器洗いにどのように関わっていったらいいのか、超ベストセラー『「捨てる!」技術』の著者であり、「家事塾」の主催でもある辰巳渚さんにお伺いしました。

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まずは自分が使った食器から エプロンなどの道具も大事

子供と親のための「お手伝い塾」も開催しているという辰巳さん。未就学児に食器洗いを手伝ってもらう上で、気をつけることは何でしょうか?

「家庭によってやり方はまちまちですが、未就学児は遊びの中でいろいろなことを覚え、身につけていくのが基本です。『食器洗いを最初から最後まで、間違えずに教える』ではなくて、遊びの延長のような形で始めてみましょう。すぐにできるようになる必要はありません。長い目で見たときの第一歩だと思ってほしいですね」

確かに、間違いなくできるようにしようと考えると、子供も親も疲れてしまい、どちらも損した気分になりかねません。

最初は、おやつに使ったお皿とコップなどを自分で洗う程度から初めてはどうでしょうか。夕食後では食器の量も多く、忙しい時間でもあるので、ゆったり教えられないことが多いです

我が家の長男は初めての食器洗いが夕食後でしたが、確かに時間がなくて大変でした。また、何も用意していなかったので服がびしょ濡れになってしまいました。

高さが合うように踏み台を置いたり、エプロンを用意すると子供は喜びます。昔は小さな子供用のエプロンが見つからず、息子が小さい頃には、フェイスタオルを縦にして紐をつけて作ってあげました。市販のものでも、ちょっとアップリケをつけてあげると喜んで、モチベーションも上がると思います

親のひと工夫が、子供のやる気に繋がるのですね。


子供の成長を見ながら、少しずつ手順を教えていこう

子供に食器洗いを教える時には、まず食器を下げるところから教えたほうがいいとか。また、上手に食器洗いをするための手順は以下の通り。

【食器洗いを上手に行うための手順】

  • ご飯茶碗は最初に水で濡らしてご飯粒を取れやすくしておく。
  • スポンジに洗剤をつけて泡立て、聞き手と反対側で食器をしっかり持つ。端を持つと割れたり滑って落としたりするので要注意。
  • スポンジを二つ折りにして食器を挟むようにしてぐるりと洗い、内側、外側も洗う。
  • 食器をこすりながらすすぐ。
  • すすいだら水切りカゴに立てる。薄いお皿の上に重い食器を重ねたりしないようにする。

なお、食事後の食器洗いなら、汚れの少ない物から始めて、油ものは後に洗うほうが、効率が良いそう。食器を拭く場合にも、スポンジで洗うときと同様に。「両手に布巾を持つ人もいますが、滑りやすいのでやめたほうがいいでしょう」とのこと。

子供の成長によってできることはまちまちなので、無理のない範囲で教えていきたいですね。


成果を褒めるのではなく、プロセスを励ましながら

正しい手順を教えるだけでなく、効果的な声がけをして、子供のやる気も引き出したいところ。子供が嬉しくなるような言葉はあるのでしょうか。

「食器洗いに限りませんが、『すごくよくできた!』『上手ね!』などと褒めるのは結果や成果を評価することになるので、あまりおすすめしません。プロセスを励ましてあげる方がいいですね。『丁寧にやっているね』でもいいですし、褒めるよりは素直な感想として『ぴかぴかになったね』でもいいと思います」

私自身は「一緒にできて楽しかった!」と言ったことがありますが、「それもいいですね」とのこと。ちなみに、食器を割ってしまうなど、失敗したときはどうすればいいでしょう?

「小さなうちから、ものを乱暴に扱うとどうなるかを学ぶことは大切です。プラスチックなどの器を使うのも否定はしませんが、割れることも想定した上で、陶器やガラスの食器を使うことにはちゃんと意味があります。『丁寧に扱わないと割れる』と、子供は経験から学んでいきます。もし割れてしまったら、一緒に後始末をさせましょう。破片が危なければ、ちりとりを持っていてもらうなど、できるところだけでも」

壊してしまうのは、乱雑に扱ったり、よそ見をするなど「うっかり」が多いもの。かなり小さな子供でも、丁寧に扱えばちゃんと持ち運びもできます。

ステップと理由を伝えながら、食器洗いを通してさまざまなことを教えられるといいですね。

お話を聞いたのは…
辰巳渚さん
お茶の水女子大学卒業後、出版社勤務を経て、1993年よりフリーのマーケティングプランナー、ライターとして独立。2000年に刊行した『「捨てる!」技術』が130万部のベストセラーに。現在、家事塾での講座やセミナー、講演を通じて、成熟時代の「物と心」の関係を見直し、個々人が豊かに暮らす貯めに役立つ情報発信、コンサルティングに取り組んでいる。
家事塾

ライター紹介
栃尾 江美
1975年生まれ。コンピュータ会社勤務から、2005年にライターへ。アバンギャルド/WOOTS所属。雑誌や書籍、Web、広告など、ライトな読み物から堅めの記事までこなします。やんちゃな2人の男児がいる4人家族。子どもには、自分が大切にしているものを伝えたいと日々模索中。自然や生き物、本物の音楽や芸術に触れながら育ってくれるといいな。

※2015年8月にいこーよで公開された記事の再掲です。

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